昨日の 療育相談について

 

お話しした内容を 少しまとめてみました。

 

 

 

手先の使い方の中でも えんぴつの持ち方や筆圧については

 

よく相談される内容です。

 

えんぴつの持ち方と どんな形や絵、文字が描けるのかは

 

関係性が強いのです。

 

 

 

小さい子のように クレヨンをグーっと握っていれば

 

グルグルと力強い いわゆるなぐり描きに。

 

この動作では 肩やひじの動きを使って描いています。

 

なので クレヨンを持つ手は机や紙から浮いている状態が多いです。

 

 

 

大人のようなえんぴつ握りができてくると

 

線の止め・はね・はらいを書きわけることができるようになります。

 

この動作では 肩やひじ 手首もほとんど動かさず

 

指先の関節の動きを使って 書いています。

 

手の小指側の側面は机や紙に触れていて 安定・固定させています。

 

 

 

文字を書く時の筆圧が 弱すぎる もしくは 強すぎる

 

どちらかに 偏っているときには

 

指先の動きよりも 

 

肩やひじの安定感や支える力の弱さが

 

影響していることが多いです。

 

なので えんぴつの握り方・使い方の練習よりも

 

外遊び 遊具などを使っての全身運動を 提案しています。

 

よじ登ったり ぶら下がったり

 

腕全体で 自分のからだを支える力をつけることが

 

指先の滑らかな動き 器用さに とても重要なのです。

 

 

 

お母さん方はとくに 目に見えて分かりやすいところに 集中していて

 

どうにかならないかと 心配や不安が強くなるようです。

 

見えにくいところに気付いてもらって

 

コツコツと土台づくり 基盤づくりを進めることの大切さを

 

共有できればと 思っています。