先日、
厚生労働省がおこなった
「国民生活基礎調査」の結果が
発表された。
日本国民の
59、6パーセントが
現在の生活が「苦しい」と
回答している。
私は
このアンケートに
回答していないが、
「大変苦しい」
「やや苦しい」
「普通」
「ややゆとりがある」
「大変ゆとりがある」
の5項目から
1つを選ぶ………という
このクエスチョン、
なんか
なんか
正直
私なら
回答しにくいなぁ(笑)
あなたは
「上流」
「中流」
「下流」
の、どこに属すると思うか?
という三択を
ぶつけられた時と似ている(笑)
私が
言いたいのは、
人間なるもの
というか
庶民なるもの、
こうしたクエスチョンには
つい
つい
「普通」とか
「中流」といった
回答をしてしまうというか。
その傾向は
ものすごく強い。
高校時代、
県立彦根東高校時代、
私は
「英語」のリーダーを
日教組の活動にものすごく熱心な
K先生に習っていた。
その先生が
降りしきる雨の中
彦根駅前で
懸命に
ビラを配っている姿を
見かけたこともあった。
[私は、その時
映画「追憶」で、ヒロインの
バーバラをじっと見つめる
ロバート・レッドフォードの
ような心境になっていた]
その「英語」の先生が
そうした階級の三択に対して
言ったものだ。
「私も君たちも決して
中流なんかじゃありません。
下流ですよ。
胸張って、下流と
答えればいいんです」
私は
その先生の言葉が
それから
ずっと
頭から心から
離れない………