閉塞感……?[No.3680] | 近江の物語を君に捧ぐ

近江の物語を君に捧ぐ

近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

二日連続で

思わず

近頃の中学生を

連想させる一文が、

朝日新聞の鷲田清一の

「折々のことば」に

あった。







「自分が理解できないものは全部悪だって
 決めつけたほうが楽だもんね」
 (原田ちあき)


「「同じところ」を答え合わせ的に
 探すだけだともったいないな」
 (柴崎友香)


もちろん
そうじゃない中学生もいるが、
今の中学校の教室の中では
どうも
この2つの一文に
ドンピシャである中学生が
目立つ。
少なくとも
私は
そう思う。

自分が興味のないもの、
自分が好きではないもの、
自分が理解できないもの、
………そうした対象を
嫌う、叩く、排除する。


この傾向を
前に強く押し出してくる生徒に対して、
正直なところ
私は
ムカつく❗❗


そのムカつく
中学生が多いのは、
やはり
それは
今のこの日本の
いや、世界の
時代の閉塞感のようなものが
今時の中学生たちの向こうには
広がっているからだろうか?