「あらゆる年齢が揃う」(No.3134) | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

昨日は

ちょっと

お気に入りの

朝日新聞の鷲田清一の

「折々のことば」を

悪く言ってしまったので、

今日のブログでは

この前

思わず

「その通り‼️」って

唸ってしまった

「折々のことば」について

書こう。





「あらゆる年齢が揃う」



「それぞれの年齢が

 平等な権利をもって、

 物を言うんだ」



小説家の古井由吉(よしきち)の

この言葉。

まさに

まさに

そうだと

その通りだと

私は思う。



テレビドラマ「silent」を

見ていたら、

私はもう

しっかりと高校3年生に

なっている。


「悩みのるつぼ」の

30代の女性の悩みを

読んでいると、

しっかりと30代に

なっている。


10歳にも

20歳にも

30歳にも

40歳にも

50歳にも

すぐになれる。

顔を出し

物を言う。



……………………



古井由吉。

「杳子(ようこ)」という小説で

芥川賞を受賞している。


一昨年

亡くなられた。


私は 

その昔、

「杳子」という作品を

少し読みはじめて

本を閉じてしまっている。

読みすすめるのが

しんどかった。(笑)

私には

なんかこう

向いていない感じがした。(笑)


でも

今回の「折々のことば」で

本棚のどこかにある

「杳子」を

もう一度

手に取ってみようかって

気になった。