祝! 池端俊作&鶴橋康夫 黄金コンビ復活!! | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

昨日、12月6日、夜9時。
久しぶりの
池端俊作脚本、
鶴橋康夫監督の
かつての二時間ドラマの
ゴールデンコンビの復活
だった!

もう、
見る前から
ワクワクしていた!

テレビドラマが始まる前から
気が高ぶるのは
何年ぶりのことだろう?

尾野真千子という
今一等演技力のある女優を使って
一体どんなドラマに
なるか、期待大だった。

最近見たテレビドラマの二時間ものの中では
間違いなく群を抜いていた。

ゴールデンコンビ特有の
気迫、
シャープさ、
十分出ていた。

エンドマークが流れるまで
釘付けになった!

でも、
何かもうひとつ
不満なのである。

期待が大きすぎたってこともあるのだろう。
しかし、
このゴールデンコンビは
かつて
もっともっと気迫があって、
もっともっとシャープだったはず。

息をのむようなショットは
もっとあったはず。

昨夜見た中で、
たとえば、
黒のセダンの前で
赤のワンピースを
脱ぎ捨てるシーンとか、
はっとしたところは
幾つかあったが、
昔はそういうのが
連発だったはず。

それに
何よりも
昔のゴールデンコンビには
人間の内部に
心の奥底に
もっと入り込んでいく
危険な刃物が
あったはず。

でも、こんなふうに愚痴を言うのも
ゴールデンコンビだからこそ。

いい作品だったことに間違いない!
松本清張原作の
「坂道の家」。
力作だった!!