初志貫徹をしてはいけない | 専業株トレーダー中川祥徳の『お金と人間心理』のブログ

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ならばこれらに強くなれば、人生の質そのものが向上すると思いませんか?

小手先・枝葉の「やり方」や「手段」ではなく
本質的な「考え方」をお伝えしているブログです。

初志貫徹

この言葉、好きですか?

「初」めに決めた「志」を
最後まで「貫」くことに「徹」する


主義や主張、方針、信念を貫き通す

という意味。


この言葉を座右の銘にしている方は
多いのではないだろうか。

会社や学校でも、社訓・校訓として
この言葉を掲げているところは多くある。

ストイックでカッコいいイメージがあり
俺自身も好きな言葉です。


だが

相場でこれをやると失敗する。

自分がどんなに優れており
その分析が正しいと信じたところで

相場の答えは相場にしか無い。

相場において初志貫徹すれば
それは結局相場に逆らうこととなる。

 

自分の分析は間違ってない!

人は、自分の意見は常に正しいと考えがちだ。

 

分析に分析を重ねたならば

なおさらその意見に愛着も沸いてしまう。


そうして

損失を大きく膨らませたり
逆方向のトレンドに突っ込んでしまったり

はたから見てると
「何やってんの」
といった行動も

 

自分の分析を信じれば信じるほど
主観が入り、盲目的になってしまう。

どれだけ優れた分析を行ったつもりでも
ぶっちゃけそんなもの
いち市場参加者の、いち意見
に過ぎないのだ。


思考が邪魔をする

 

日本人は特に
考えや行動を途中で変えることに対し
否定的、拒絶的な反応を示す。

「一度決めたことは最後までやりなさい」

という、親からの教育の賜だろう。


正解だけを当てさせる学校の穴埋めテストも

「間違うことは恥であり悪」

という間違った常識を根付かせている。



相場の世界は「諸行無常」

仏教には
「ありとあらゆるものは変化している」
という考えがある。

 

それが

諸行無常


相場においては

 

市場はつねに変化を続けている
柔軟に考えや行動を変えていく事こそ大切

 

と理解しよう。


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