議会質問@金沢港の活用について with心のつぶやき | 石川県議会議員 安居知世 オフィシャルブログ「夢をあきらめない」

議会質問@金沢港の活用について with心のつぶやき

二ヶ月前に県庁前の50メートル道路を海に向かって走っておりましたら、金沢港に大きなマンションが・・・。

なぜ海にマンションが・・・とよく見ると、金沢港に入港してきた飛鳥Ⅱでありました。



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信号待ちでとまったので見ておりますと、丁度、飛鳥Ⅱから乗客の皆さんが降りてくるところだったのですが。

なんと、コンテナ貨物の中を通って道路の方に出てくるのです。

乗客の金沢に降り立つ第一歩が、貨物の中とは・・・。

四角いコンテナの箱の中を歩いている姿を見ながら、おもてなしの心を標榜する、観光都市金沢としていかがなものかと感じてしまいました。



金沢港は、去る1111日に国土交通省から外航クルーズとコンテナの日本海側拠点港として選定されました。

しかし、今後、クルーズを積極的に誘致するにあたり、これではあまりにあまりであります。



現在、飛鳥Ⅱのような大型船は水深の関係で無量寺ふ頭に着岸することができず戸水ふ頭を利用しております。

が。

せめて、背後に広場も整備されている無量寺ふ頭に着岸できるよう岸壁の改良を行い、大型を含めたすべての旅客船を無量寺ふ頭に集約してはいかがでしょうか。そして、関連施設の改修など更なる利便性向上を図り、船で石川県を訪れる方々をお出迎えしてはいかがかと考えますが、ご所見をお尋ねいたします。



正直、隣県に比べても見劣り感が否めない金沢港でありますから、もう少しなんとかして欲しいなぁと。)



また、クルーズ機能に係る拠点港の提案において、秋田県の港湾や境港とも協力しつつ日本海側の主要な観光地をめぐるクルーズのゴールデンルートを設定すると提案しておりますが、本構想の実現に向けた今後の具体的な取り組みをお聞かせ下さい。



(これからの金沢における観光を考える時、港湾や空港や新幹線が一体となった観光戦略が大切である。

こう思うのです。

例えば、日本一周クルーズが時間的に難しい方でも、日本の真ん中に位置する金沢ならば飛行機や新幹線を利用した日本半周クルーズが可能です。

今後とも多くの人が、今までにないルートで金沢を訪れていただけるよう心から願う次第です。

また、七尾港や輪島港もクルーズ船の誘致に力を入れているので、石川県一体となって取り組んでいかなければと思うものです。)



さて、金沢港は、日本海側拠点港のコンテナ部門でも選定され国際物流拠点としての更なる発展が望まれております。

金沢港が、国際的な貨物の受け皿となり、さらに貨物量を伸ばしていくためには、日本企業のみならず、物流の決定権を持つ海外の企業に対しても働きかけをしていかなければなりません。

そこで、今後、金沢港のポートセールス活動をどのように強化していくおつもりなのかお伺いいたします。



また、今回の東日本大震災を受けて、港湾は防災の機能も大きく注目されることとなりました。

この度の震災では、海上からの緊急物資の輸送や震災後の企業活動の速やかな再開を図る上で、大変重要な役割を担った港湾ですが、その港湾がいざというときに地震で壊れ使用不能では、必要な機能を発揮することが出来ません。

しかしながら金沢港は、県都金沢市を背後地としているにもかかわらず、現在耐震強化された岸壁が一つもないのであります。

地震はいつ何時起こるか分からないので、早急な対応が必要と考えます。

そこで、先ほどの無量寺ふ頭について、大水深化とあわせて耐震強化も早急に行うべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。



(震災以降市民の防災意識は高まっています。

高まっていますが、金沢市民は心のどこかで金沢は大丈夫と思っているのではないでしょうか?

たしかに金沢で今回ほどの大津波が発生する可能性はそれほど高くないかもしれません。

しかし、いざというときの備えは早急に対応すべき課題であります。

その際はハード面だけではなく、港湾BCP(事業継続計画)などのソフト面も大切になって参ります。

防災意識が高まっている今こそ、関係者が一体となって取り組む好機。

ハードソフト共に早期の計画策定と実行を望むものです。)



一方、残念ながら今回拠点港として選定されなかったRORO船の機能でありますが、金沢港は背後のものづくり産業を支える重要な役割を担っており、物流面でこうした企業のサプライチェーンの品質向上を支援するためには、コンテナ機能のみならずRORO船の機能についても車の両輪のごとく大切な機能であると考えます。

そこで、本機能の向上に向けた今後の取り組み方針についてお伺いいたします。



今回の日本海拠点港の選定は大変喜ばしいことではありますが、肝心なのは選定されることよりも、その後いかに本当の意味で日本海側の拠点として実を結ばせるかであります。

そこで、本県における今後の港湾活用の戦略と、今後の計画実現に向けた取り組みについてどのように考えているのかお伺いいたします。



(今回の拠点港の選定では、「日本海側」ということが注目されました。

大震災時のリダンダンシーの観点もそうですが、港湾の発展を通じて、石川県の地域経済の活性化や安全安心の確保が実現するよう、私も微力ながら力を尽くしていきたい!!

こう思うものです。)





※ 括弧内の紫色のコメントは心のつぶやきです。