訪れたくなるまち金沢のために ~海外誘客のために~ @一般質問
今定例会、最後の質問者として、また、自由民主党金沢市議員会の一員として発言の機会を得ましたので以下数点お伺いいたします。
武家文化の薫りを色濃く残しながら、新しいエッセンスがちりばめられているまち金沢。
道行く人がおしゃれで、いきいきしているまち金沢。
金沢が、住む人も、訪れる人も魅力を感じるまちであり続けるために、そしてより一層愛されるために、思いを込めて、お伺いいたします。
先ずは、海外誘客についてであります。
最近、欧米からの旅行者と思われる方々をよく町で見かけるようになりました。
金沢21世紀美術館や兼六園がけん引役を務めていることは明らかでありますが、より多くの方に金沢を訪れていただくために、ハード・ソフトの充実が必要なことは論を待ちません。
そのような中、海外からの誘客を促進するための施策の中に、JAL羽田・パリ間を活用したエージェントの招請が提案されております。
先日、尾翼の鶴丸を復活させた日本航空でありますが、外地の空港であの鶴丸を見ると、日の丸を思い出し、ホットしたものです。
シャルルドゴール空港で 機体を見て仕事前の緊張と日本に帰れる安心と。
やっぱりJALは鶴丸でしょう。復活して本当に良かった。(写真ありがとうございます)
ぜひ、ヨーロッパから多くの乗客を羽田・小松経由で金沢まで運んでいただきたい。こんな風に思うのであります。
そこで、欧米旅行客の入り込みが増えている本市としても、羽田の本格的国際化を好期と捉え、羽田国内線乗り継ぎのメリットを最大限活用できるよう、県や旅行業界と連携をとりながら、他都市に先んじて事業を展開していかなければならないと存じます。今後の取り組みについてお聞かせ下さい。
羽田空港の国際化には大きく賛成するものです。
地方空港から成田空港への直行便は少なく、成田を利用する場合、羽田空港経由の方がほとんどであります。
しかし、飛行機の到着時間は電車ほど正確ではなく、時にゲートが一杯だったり、タキシングに時間がかかるなど、かなり時間に余裕を見なくてはいけない上に、新木場付近で渋滞に巻き込まれることを考えると、随分と無駄に余裕を持たなければなければなりませんでした。
一方、羽田乗り継ぎだと、移動の時間もお金も節約できるわけですから、安心して小松に来ていただけるというものです。
ぜひ、発着枠を乗り継ぎ国内線に配分していただきたい。
加えて、地方発の近距離国際線が減便されることのないよう、近距離国際線の発着枠拡大には十分な配慮をお願いしたいと存じます。
ところで、欧米に観光に行った時に便利なのが、現地の旅行バスツアーであります。ホテルのコンシェルジュなどに相談すると、ワイナリー廻りからお買い物ツアーまで、幅広くプログラムがそろっており、たまたま同乗した他の乗客とも交流ができるなど旅の楽しみを広げてくれました。日本でも、東京のはとバスツアーが好調だと聞いておりますが、金沢において、現地ツアーが充実しているとは言い難いものがあり今後の民間の取り組みが待たれるところであります。そこで、本市としても、現地観光の受け皿の充実に向け支援ができないものかと考えるのですが、お考えをお聞かせ下さい。
着地型観光の充実という答弁をいただきました。
なるほど面白い表現だなぁと。
観光先進県となるために、また、近郊の市や町との広域観光のためにも、選択の多様化が求められると考えます。
さて、海外から日本を訪れた方が驚くことの一つに、清潔で美しい町並みがございます。日本人の美徳である清潔を重んじる心が生み出す町並みの美しさは、隠れたおもてなしの心といえるのではないでしょうか。しかし、残念ながら最近では、タバコのポイ捨てやペットの糞の不始末など、一部心無い行為も見られるようになり、市民からも善処の声が上がっております。本市では今年度マナー条例(仮称)の制定を検討されるようでありますが、清潔な町並みを守るためにも積極的な議論が望まれます。マナー条例(仮称)制定への市長のお考えをお聞かせ下さい。