2019年令和元年8月23日
暦の「処暑」、気温は低めですが、
今日も時折強い雨が降る京都市内です。
こんにちは。
生地と汚れに「最適」のクリーニング
プロの業による徹底的な「しみ抜き」
ヤスイスーパークリーン 店主の 村山です
例年の今頃の夏なら残暑厳しい頃なんですが、
今年は一足早い秋雨前線の到来のように
鬱陶しい雨の日が続いています。
まるで梅雨時分の様な感じで湿度が高いですね。
そこで思い出して欲しいのが、
湿度対策でタンスやクローゼット内に置いた「除湿剤」の事です。
もし梅雨の頃から置いてあったなら容器の底にかなり水が溜まっていると思います。
その溜まった水が要注意なんです。
この水は除湿剤の主成分である塩化カルシウムから発生したものです。
この溜まった水はかなり強い「アルカリ性」なんです。
今日受講してきたTES会は「天然皮革」に関するお話でした。
この「天然皮革」の性質として、
「強アルカリ性」の液と接すると「硬化縮小」してしまいます。
講義の中でこの「強アルカリ」にやられた皮革製品の実例写真が有りました。
上の2例↑は、保管中に除湿剤のアルカリ液に触れてしまって硬化したケース、
この下↓はたまたま床にこぼれていた除湿剤アルカリ液の上に
気が付かなくて置いてしまって部分的に硬化してしまった
オーストリッチのバッグです。
季節外れ感も有りますが、この様に「皮革製品」は今の時期、
保管中の除湿剤のアルカリ液に注意する事が大切です。
冬季でしたら、道にまかれる「凍結防止剤」(こちらも塩化カルシウムが主成分)
で溶け出した氷雪に注意しないといけません(革靴などが特に危ないですね)。
クローゼットから出した皮革製品がこんな事になっていない様に
今の時期に今一度「除湿剤」と一緒に確認、ご注意くださいね。
今回もお読み頂き有難うございました。
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ご相談だけでもお受けしてアドバイスさせて頂きますし、
クリーニングやシミ抜きなどが必要な時は
掛かる費用の見積もりや
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処置の方法などもご説明しますので、
遠方などでご来店が難しい方でも、
先ずはご相談だけでもお受けしていますので
当店のホームページなどからお気軽にご連絡くださいね(^_^)
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プロの手による丁寧な「手仕上げ」
生地と汚れに「最適」のクリーニング
プロの業による徹底的な「しみ抜き」
京技術修染会公認復元加工師
関西繊維商品めんてなんす研究会 所属
太秦のクリーニング店 ヤスイスーパークリーン
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京都市右京区太秦和泉式部町4-25
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