2018年10月31日
ハロウィンの夜、皆様は如何お過ごしでしたでしょうか？
楽しい夜でしたでしょうか？
こんにちは
生地と汚れに「最適」のクリーニング
プロの業による徹底的な「しみ抜き」
ヤスイスーパークリーン 店主の 村山です
私の方は洗い作業の際、トラブルが起きて大変な夜になりました（;^_^A ｱｾｱｾ
こちらのワンピース、
この写真は処置が終わった後で綺麗になった状態です。
こちらの品、
ウェットクリーニングをした所
黒と白の切り返しの部分などから
かなり酷い色泣きを起こしました。
本来なら写真に撮って記録に残すのですが、
黒の部分から流れた色（茶色）が
上の白い部分全体を染めてしまい、
その色がなかなか抜けてくれなくて、
写真に撮るそんな余裕も有りませんでした(;-_-ﾒ;)
ただ、
こうした「白」と「黒」の色合わせで
ポリエステルとポリウレタンの組み合わせは
常に色泣きを警戒していますので
この品単品で洗ってましたので他の衣類への移染は免れました。
この様に警戒していたのですが、
最近の品でここまで色が出る事は珍しいぐらい、
その予想を上回る色泣きでした。
原因としては、
黒の生地の染色に問題が有るようです。
ポリエステルとポリウレタンの混紡生地で
後から染める「生地染め」の場合、
ポリエステルを染めるのにはかなりの高温が必要になります。
しかしポリウレタンは熱に弱いので
温度を上げて染める事が出来ません。
その為色が生地に定着し難くなります。
それでも染めが終わった後で
「ソーピング」と言う作業をされていれば
生地に染まり切れていない染料が流されて、
色はかなり定着できます。
しかし、
こうした綺麗な「黒」の色を出そうと思うと、
「ソーピング」をすると、色が流れてくすみ気味の「黒」になるので
この工程が不十分になる事が有ります。
更にもっと深い「黒」にしようと思うと
染色が終わった生地の上に更に色を掛けます。
しかし、この様に後から掛けた色は定着が大変悪い状態になります。
こうして染められた生地は
かなり色の定着の悪いものとなり
洗濯やクリーニングで今回の様な
酷い「色泣き事故」を起こし易くなります。
これだけ情報・知識が有りながら今回の様にかなり手間取ったのは、
一人でいくつもの作業を並行して行っていた際に起きた事で
処置が遅れた事も有り、ここまで酷くならないだろうと
油断していました(^_^;)
今回の事を反省し、今後も油断しないで
これからも仕事を頑張ります！
皆様もこうした類の事故を起こし易い衣類は
最近は少ないのですが、どうぞお気を付け下さいね。
今回もお読み頂き有難うございました。
2018/10/31 店頭ブラックボード
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当店では
一般的なクリーニング、しみ抜き だけでなく、
寸法直し、傷穴修理、などの複雑なお直しや
ほころび直し、ボタン付けなどの簡単なお直しも
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お気軽にお尋ねくださいね♪
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太秦のクリーニング店 ヤスイスーパークリーン
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京都市太秦「ヤスイスーパークリーン」はプロが支える“こだわりクリーニング”
繊維製品品質管理士
京技術修染会公認復元加工師 ・
関西繊維商品めんてなんす研究会 所属
プロの手による丁寧な「手仕上げ」
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