ブログ更新、ご無沙汰いたしました。

先週末、5か月入院、闘病していた父を看取り、今週葬儀を終えました。

進行性の胃がんで、抗がん剤もきかず、1ヶ月間、毎日放射線照射の病院まで送迎をしましたが効果が出ず、食べられそうなものを作り、毎日病院まで運びました。

けれど、食べられなくなるのは早く、点滴だけでは10月まで持たないのではないか。。11月は無理だろう。。年内までだろう。。

そう宣言されながらも次々と医師の言葉を裏切り、1月のセンター試験を迎えました。


「おじいちゃんもがんばるから、おまえもがんばれ」

そう言われた長男に滑り止め校のA判定が出たと聞いた時、私は父に言えませんでした。言ったらがんばっているのをやめてしまうんじゃないかと。


でも長男が、

「これで寿命が数日延びたから何だよ。早く喜ばせてやろうよ」

と言うので、

「合格したよ。もういいよ、ありがとう」と。

その言葉に頷いて、父は意識を失くしました。


それから丸2日間、母と交代で病室につき、夜は私が病室で泊りました。

ちょうどその時に、大きな企画の話が舞い込み、病室の机に70ページの仕様書を広げて、徹夜で十数枚に渡る企画書の下書きを書きあげました。

父の病室にいるというシチュエーションがなければ、きっとできなかったと思います。

亡くなった次の日、ちょうど友引で葬儀がなかったので、友人たちが家まで来て、企画書をPCに入力したり資料を揃えたりするのを手伝ってくれました。(手伝ってくれた友人には、心から感謝です)

全てのタイミングが、ピタリとはまるように動き、動かされていたようでした。



喪主の勤めを果たし、葬儀の次の日、

「あ、6時だよ!…そうか、もう病院に行かなくていいんだね」

というダンナの言葉に心臓がビクっとしたのを感じ、そうか、そういうことなんだと納得しました。

長い5ヶ月間でした。



その間、ブログの更新をしなかったり、メルマガも冬休みを長く取ったりなど、かなりさぼらせていただきました。

「書けない話題」があると、なかなか筆が進まないもので。

ご迷惑をおかけしたことも多いと思います。

この場を借りて、ご報告とお詫びを申し上げます。



PS 葬儀は、「家族葬」ということで多くの方には知らせませんでした。本当に父を知る方だけに集まっていただき、笑い、食べ、話しながらの和やかな葬儀でした。

なので、私の関係者の方で「初めて知った!」という方でも、どうぞ何もお気遣いなく。覚悟もしていましたので、私は大丈夫です。
お悔やみの言葉も無理には必要ありませんので、普段通りつき合っていただけたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。