先週、家族のお祝い事がありましたので、ホテル・ニューオータニに
あるレストラン「トゥール・ダルジャン」にランチに行ってきました。


前菜は、「ウニのジュレとアヴォカドのクリーム柚子風味」です。
でも、ウニというよりエビ味のほうが強いジュレでした。
エビ好きだから、おいしかったけど。
「フォアグラカナーのポワレと五穀米のリゾット」
フォアグラが、これでもかってほど大きい。


私が頼んだメインは、「幼鴨フィレ肉のポワレと股肉のプレゼ“高知産”山桃のハーモニー。
プレゼの下には、ナスがやわらかく焼かれたものが敷いてあります。
鴨肉は、ややあっさり目で、でもとてもやわらかい。山桃の酸味とよく合います。

トゥールダルジャンの鴨は、1羽ずつナンバーがついていて、食べた鴨のナンバーを
書いたカードをいただけるようになっています。私の鴨は、隣に座っていた妹と同じナンバー。
1羽の胸肉を二人で分け合ったようです。


こちらは、ダンナが頼んだメイン。「料理研究家だから、いろいろ食べてみないとね」
とわざわざ私と違うものを頼んでくれました。「でも、いつもボクが頼むほうがおいしいよね」
そいつは、余計なセリフです。

で、今回は「ノルウェー産サーモンのユニラテラル 赤ピーマンのクネル燻製バター風味」
ユニラテラルって、「一方向から」という意味らしいので、たぶん片面だけ焼いた…と解釈
すればいいのでしょう。確かに、半生の絶妙な火の通し加減で、燻製バターの香りととても
マッチしていました。(う、ほんとは他の人のお皿に手を伸ばすのはマナー違反ですが、ほんのひとかけ)


最後に「若葉のサラダ庭園風」。こちらは、ごく普通のサラダ。
あ、これらのお料理は、ダイニングでの写真撮影は禁止のため、
ギャルソンさんにお願いして厨房で撮っていただいたものです。



デザートは「ロゼシャンパーニュとグレープフルーツのムース」。
本当は、もう一種類の「チョコレートのタルトスフレ」を食べたかったのだけれど、
理由があって、全員このムースのほうに。小さなロゼシャンパーニュのゼリーが
香りよくて、とってもおいしかった~。


さて、その理由とは、お祝い事だったので、クラシカルなガトーショコラを特別に
お願いしていたためです。こんなにゴージャスなプラトーと呼ばれる台に乗せられて
うやうやしく数人のギャルソンさんにささげられてきます。
レストランのお客様もびっくりしてこちらに注目。ろうそくの火を吹き消すと、
みなさんで拍手してくださいました。ありがとうございます。


家族で写真を撮りたかったので、コーヒーはシガーバーのほうへ。
こちらで、先ほどのガトーショコラとプチフールをいただき、ゆっくり
おしゃべりしました。とてもクラシックな雰囲気溢れるレストランでした。