ついにその日がやってきました。
九州から、古い釣友フライマンM氏と、美濃のフライマンF氏とコラボ遠征釣行です。
今回、私もフライマンとして挑戦です、二刀流もやりません、ルアータックルは不所持。
夕刻のイブニングに合わせ、昼過ぎ現地入り、他の二人も15:00頃に集合予定。
集合まで、少し時間があるので、目前のチャラ瀬を上流50mから、釣り下って予行練習です。
キャス練も兼て、16番小型のブラックナット風のウェットをチョイス。
水深1mに満たないチャラ瀬の真ん中にポジション、釣り下りです。
3本の小型のニジマスが釣れ、予行演習も気持ち良く終了、本番です。
美濃のF氏が来ました、新幹線経由でM氏も到着、三人、ダム湖のBWに入ります。
ただ、この日は爆風で、フライのキャスティングは難しそう。
更に、ゴールデンウィークぐらいから、休日・平日に関係なく、多くのルアーマンが来ます。
人気の場所なので、それは仕方のないこと、ただ、フライマンはそこまで多く来ません。
三人並んで釣り下ることができ、バックスペースが十分獲れる釣り場は限られてます。
先行はM氏、次に私、しんがりはF氏、三人並んで釣り下り、お互いの間隔は40~50m。
去年発足? 【三人並んで、フライを楽しもう会】のスタートです。
ただ、二人はスペイキャスター、私はシングルハンドでの挑戦です。
上流から、先行してるM氏のキャストを見ていますが、爆風で苦戦しています。
私もバックキャスト時、強風でラインが横に流れるので思うようにキャストできず。
ラインの出を押さえ、16m~18mぐらいの距離で勝負です。
薄茶色の12番ニンフを流していると、明確な当たり、ヒットです。
25cmぐらいの小型の綺麗なレインボーです。
上流から見てると、M氏も初ヒット! 固く握手です、良かった!
さぁ、それから薄暗くなるまで、フライマン・ヤスホウの、ウェットで遊びです。
その後、同じようなサイズから、尺ちょいクラスレインボーが飽きない程度にヒット。
しかし、当たりはあるものの、乗らないことも多く、やはり相当スレています。
水面下数センチのフライには良い反応、ウェイトを巻き込んだ沈むフライには反応悪し。
結構シビアな状況と、風でラインが流れ方向へカーブしてしまうので、多いメインディング。
やはりキャス練だけではではダメ、実戦経験を積み重ねてこそ、釣りが成立するのです。
色々試しにやっていると、この風向きなら、サイド気味にバックキャストでラインを持ち上げ、真上より、さらにオーバーヘッド気味にしてシュートすると、ラインが真っ直ぐ伸びます。
経験で得た投げ方で、それからは、フォルスキャストを一回か、そのまま打ち返す方法です。
三人、ローテーションしながら、3クールぐらいで、薄暗くなってきたので、一人上流へ。
ある合流部で、夕刻になると、多くのライズを確認、前回釣れなかった場所へ。
この時間、この場所で釣るべく、持ち込んだ、浮力が強く良く見える、エルクヘアカディス。
しかし、目が悪く、水面の光の加減で、フライを見失うことが多く、思うようにいかず。
6度ライズするも、魚が乗りません、咥え込んだ手応えは確実にあるのですが。
う~っ! こんな筈では! 見やすくするためのエルクヘアーの量が多すぎたか!
頭にきて、ティペットから、エルクヘアを引き千切り、黒色のニンフをセット、上流側へ移動。
7度目、今度はウェットで流れを横切らせると、一発でヒット!
しかし、足元でバレてしまう、う~っ! アカン!
そうして、8度目のアタックでようやく掛けたのは、想定外の小さなヤマメでした。
「う~っ!」
タイムアウト。
思うように行きませんね、この場所攻略は、次回に持ち越しです。
結局、この日私は8尾、手慣れのF氏は二桁の12尾、やはり実力差でしょうか。
その後、M氏は、宿泊している宿へ、F氏と私は馴染みの温泉へ。
その後、慣れた場所でキャンプ、ビール飲んで、F氏の惣菜に舌鼓、夜が明けるまで釣り談義。
翌朝早朝、昨日と同じ場所で集合、昨日と同じ立ち位置で、三人並んで釣り下り。
さすがに昨日、三人のフライマンが執拗に攻めたので、反応は超悪いですねぇ~!
それでも、尺越えのレインボーがヒット! 引きの強さに一人大はしゃぎです(笑)
でも、大はしゃぎしすぎ、足元でバレました(涙)
M氏はその後、目前で35レインボーを掛け、ランディング成功です。
強い流れの中、微動だにせず、掛けた場所でのランディングに驚き、ヒヤヒヤしましたが(笑)
結局、二日間、三人の中で、これが最大のレインボーでした。
この日、私は綺麗なヤマメが二本と、レインボーが二本の4本、F氏も4本でした。
この状況で、40というサイズは相当ハードルが高く、三人の奮闘空しく無理でした。
釣った魚は、三人、全てリリースです。
充実した、楽しい時間でした。
日頃、単独で釣行することが殆どですが、こんな釣行もいいものです。
ただ、やはり釣れなきゃ面白くない、苦行のような釣りに比べると、ウェットの釣りは楽しい。
昼過ぎ、F氏と私はロッドオフ、M氏は後二日、釣りを楽しむ予定です。
ただ、岐阜では雨が降り、釣り場の状況も悪くなる予感。
後で確認すると、釣場も雨が降り続き、状況も悪くなる一方なので、予定を変更し帰路へ。
今年の8月、M氏の再挑戦が決まりました。
今回、三人の約束も果たせ、シューティングヘッド・ウェットでの楽しみを満喫。
もし、ルアーで同じ場所を攻めても、同じようなサイズが1~2本釣れたかどうか疑わしい。
先々週、F氏が釣行した時、先行していた手慣れなルアーマン二人でも、全く釣れなかった。
そんな状況でも、食性に訴えかけるフライ、それもウェットフライ釣りの威力は凄い。
日頃、ウェーディングしている場所より岸近くでも、食ってくる魚も多かった。
魚は足元にもいるんだ、場所移動で、ジャブジャブ歩いている場所にも。
より深く、より流芯に近くウェーディングする癖がある私には、目から鱗でした。
タックル
ロッド : セージ790DS
リール : オービスCFOⅣ・バテンキル5/6
ライン : STー7F
リーダー : 0X
ティペット : 2X
フライ : ニンフ各種・ウーリーバガー他