2024年 遠征釣行 フライ編 2 | サツキマス                      

ついにその日がやってきました。

九州から、古い釣友フライマンM氏と、美濃のフライマンF氏とコラボ遠征釣行です。

今回、私もフライマンとして挑戦です、二刀流もやりません、ルアータックルは不所持。

 

夕刻のイブニングに合わせ、昼過ぎ現地入り、他の二人も15:00頃に集合予定。

集合まで、少し時間があるので、目前のチャラ瀬を上流50mから、釣り下って予行練習です。

キャス練も兼て、16番小型のブラックナット風のウェットをチョイス。

水深1mに満たないチャラ瀬の真ん中にポジション、釣り下りです。

3本の小型のニジマスが釣れ、予行演習も気持ち良く終了、本番です。

 

美濃のF氏が来ました、新幹線経由でM氏も到着、三人、ダム湖のBWに入ります。

ただ、この日は爆風で、フライのキャスティングは難しそう。

更に、ゴールデンウィークぐらいから、休日・平日に関係なく、多くのルアーマンが来ます。

人気の場所なので、それは仕方のないこと、ただ、フライマンはそこまで多く来ません。

三人並んで釣り下ることができ、バックスペースが十分獲れる釣り場は限られてます。

先行はM氏、次に私、しんがりはF氏、三人並んで釣り下り、お互いの間隔は40~50m。

 

去年発足? 【三人並んで、フライを楽しもう会】のスタートです。

 

ただ、二人はスペイキャスター、私はシングルハンドでの挑戦です。

上流から、先行してるM氏のキャストを見ていますが、爆風で苦戦しています。

私もバックキャスト時、強風でラインが横に流れるので思うようにキャストできず。

ラインの出を押さえ、16m~18mぐらいの距離で勝負です。

 

薄茶色の12番ニンフを流していると、明確な当たり、ヒットです。

25cmぐらいの小型の綺麗なレインボーです。

上流から見てると、M氏も初ヒット! 固く握手です、良かった! 
 

さぁ、それから薄暗くなるまで、フライマン・ヤスホウの、ウェットで遊びです。

その後、同じようなサイズから、尺ちょいクラスレインボーが飽きない程度にヒット。

しかし、当たりはあるものの、乗らないことも多く、やはり相当スレています。

水面下数センチのフライには良い反応、ウェイトを巻き込んだ沈むフライには反応悪し。

結構シビアな状況と、風でラインが流れ方向へカーブしてしまうので、多いメインディング。

やはりキャス練だけではではダメ、実戦経験を積み重ねてこそ、釣りが成立するのです。

 

色々試しにやっていると、この風向きなら、サイド気味にバックキャストでラインを持ち上げ、真上より、さらにオーバーヘッド気味にしてシュートすると、ラインが真っ直ぐ伸びます。

経験で得た投げ方で、それからは、フォルスキャストを一回か、そのまま打ち返す方法です。

 

三人、ローテーションしながら、3クールぐらいで、薄暗くなってきたので、一人上流へ。

ある合流部で、夕刻になると、多くのライズを確認、前回釣れなかった場所へ。

 

この時間、この場所で釣るべく、持ち込んだ、浮力が強く良く見える、エルクヘアカディス。

しかし、目が悪く、水面の光の加減で、フライを見失うことが多く、思うようにいかず。

6度ライズするも、魚が乗りません、咥え込んだ手応えは確実にあるのですが。

 

う~っ! こんな筈では! 見やすくするためのエルクヘアーの量が多すぎたか!

 

頭にきて、ティペットから、エルクヘアを引き千切り、黒色のニンフをセット、上流側へ移動。

7度目、今度はウェットで流れを横切らせると、一発でヒット!

 

しかし、足元でバレてしまう、う~っ! アカン!

 

そうして、8度目のアタックでようやく掛けたのは、想定外の小さなヤマメでした。

 

「う~っ!」

 

タイムアウト。

 

思うように行きませんね、この場所攻略は、次回に持ち越しです。

結局、この日私は8尾、手慣れのF氏は二桁の12尾、やはり実力差でしょうか。

 

その後、M氏は、宿泊している宿へ、F氏と私は馴染みの温泉へ。

その後、慣れた場所でキャンプ、ビール飲んで、F氏の惣菜に舌鼓、夜が明けるまで釣り談義。

 

翌朝早朝、昨日と同じ場所で集合、昨日と同じ立ち位置で、三人並んで釣り下り。

 

さすがに昨日、三人のフライマンが執拗に攻めたので、反応は超悪いですねぇ~!

それでも、尺越えのレインボーがヒット! 引きの強さに一人大はしゃぎです(笑)

でも、大はしゃぎしすぎ、足元でバレました(涙)

 

M氏はその後、目前で35レインボーを掛け、ランディング成功です。

強い流れの中、微動だにせず、掛けた場所でのランディングに驚き、ヒヤヒヤしましたが(笑)

結局、二日間、三人の中で、これが最大のレインボーでした。

 

この日、私は綺麗なヤマメが二本と、レインボーが二本の4本、F氏も4本でした。

この状況で、40というサイズは相当ハードルが高く、三人の奮闘空しく無理でした。

釣った魚は、三人、全てリリースです。

 

充実した、楽しい時間でした。

日頃、単独で釣行することが殆どですが、こんな釣行もいいものです。

ただ、やはり釣れなきゃ面白くない、苦行のような釣りに比べると、ウェットの釣りは楽しい。

 

昼過ぎ、F氏と私はロッドオフ、M氏は後二日、釣りを楽しむ予定です。

ただ、岐阜では雨が降り、釣り場の状況も悪くなる予感。

 

後で確認すると、釣場も雨が降り続き、状況も悪くなる一方なので、予定を変更し帰路へ。

今年の8月、M氏の再挑戦が決まりました。

 

今回、三人の約束も果たせ、シューティングヘッド・ウェットでの楽しみを満喫。

もし、ルアーで同じ場所を攻めても、同じようなサイズが1~2本釣れたかどうか疑わしい。

先々週、F氏が釣行した時、先行していた手慣れなルアーマン二人でも、全く釣れなかった。

 

そんな状況でも、食性に訴えかけるフライ、それもウェットフライ釣りの威力は凄い。

日頃、ウェーディングしている場所より岸近くでも、食ってくる魚も多かった。

魚は足元にもいるんだ、場所移動で、ジャブジャブ歩いている場所にも。

より深く、より流芯に近くウェーディングする癖がある私には、目から鱗でした。

 

 

タックル

 

ロッド : セージ790DS

リール : オービスCFOⅣ・バテンキル5/6

ライン : STー7F

リーダー : 0X

ティペット : 2X

フライ : ニンフ各種・ウーリーバガー他