ここ1~2年、このブログでも取り上げる事が多かった、DUOのリュウキ。
今回のターゲットは、去年発売され、大ヒットとなった、70S、80S。
そして今年、満を持して発売された、60Sのメッタ斬りだ。(上の写真は一年間使い込んだリュウキ60S)
ルアーメッタ斬りと言っても、ここに登場するのはどれも素晴らしくて、
出来のいいスプーンや、ミノーばかり。
自ら使ってみた感想や、他のアングラーの意見などをまとめたものです。
どちらかと言うと、良い点ばかりの話になっちゃうけどね。
僅かな欠点や、改良点、意見などもあれば書いてます。
まずお断りしておかなくちゃならないが、これらの感想や、意見は、あくまで
個人レベルのもので、私の独断、偏見に満ち溢れています。
まったく違った感想や、意見をお持ちの方も多いと思います。
人それぞれ、釣り方も、操作の仕方も全然違うのだから、まぁ、参考程度に思って下さい。
また馬鹿なヤス・ホウが、勝手なこと言ってら!程度でね(笑)
さて、リュウキについては何度も書いたけど、またしつこく書くよ(笑)
去年の発売当初、上州屋のOさんから勧められ、使ってみたのがリュウキ70S。
それでいきなりサツキマスがヒットして、思わぬ威力に驚いて、上州屋に舞い戻り、
買い足したのが事の始まりだ。
その後、私のススメでリュウキを使い始めたYさんが、怒涛のサツキマス連発!
周りの仲間もそれに刺激され、リュウキを使い始めた。
そして、多くの人がリュウキを使い、多くのサツキマスをヒットさせた。
大御所つりらーさんも、リュウキ70Sを使い始め、怒涛の釣果を連発し、一気に知れ渡ることとなった。
彼は、自身のブログで述べている。
今年発売の、このルアー。
これ、マジでやばいよ。滅茶苦茶飛ぶし、サツキがやたらと反応するし、はっきり言ってサツキマス用
これ、マジでやばいよ。滅茶苦茶飛ぶし、サツキがやたらと反応するし、はっきり言ってサツキマス用
としては、過去最高のルアー何じゃないかな? 数年ぶりにDコンの牙城が崩されたって気がする。
今後、全てのサツキマス用ルアーの勢力図が塗り替えられてしまうだろうね。
今後、全てのサツキマス用ルアーの勢力図が塗り替えられてしまうだろうね。
と、ベタ褒め。
そして、瞬く間に、リュウキは釣具店から消えた。ネット販売でもすでに売り切れ。
値段もお手頃価格だしね。中部地区では、特にアユ系カラーには、プレミアが付く有様。
長良川のサツキマスに効くと評判になり、瞬く間に釣具店からリュウキ70・80は消えてしまった。
近年、ここまで爆発的に売れたミノーを、私は知らない。
私が、リュウキ70Sを使ってみて驚いたのは、その遠投性能。まさにスプーン並みにに飛んでいく。
これは相当大きなアドバンテージになった。
そして、更に驚いたのは、急流でも絶対飛び出さない安定性能。
ミノーの動きは千差万別、当然アングラーによる動きの好みもそれぞれで、比較するのは難しいが、
流れの中、激しくバイブレーションするリュウキの波動が、強くサツキマスを刺激しているように思う。
そして、トゥィッチの立ち上がり時の、トリッキーな動きが、リアクションバイトを誘発するのだろう。
また、ボディが扁平で、フッキングも悪くない。
スプーン並みに飛び、急流でも飛び出さない安定感と、トゥイッチ時の魅惑的な動き、そして、
特筆すべきは、高活性なら、タダ巻きでも、あっけなく釣れてしまう能力だ。
ただ、少なからず問題もあった。
まず、シーズン中には、品不足で簡単には手に入らないこと (これは今年改善された)
沈下速度が思ったより早く、浅場で気を抜くと、根掛かりを頻発させてしまう事も多かった。
流れの薄い場所で、スローで、単調な引き方では、動きが鈍いと言う指摘も・・・
キャスト時、力んで投げると、回転してしまい飛距離が大幅に落ちる事も。
塗装が若干弱く、私以外の数名のアングラーも、まったく同じ指摘をしていた。
しかし、それらはほんの些細なことであろう。
リュウキは、サツキマスの釣果と言う形で、それらを吹き飛ばし、強力にアピールした。
驚くべきことだが、ネットのHPや、釣果記録などでも、サツキマスのヒットルアーに
やたらリュウキの名前が見られた事。
誰もがリュウキを使い、誰もが高確率でサツキマスを釣ってる事実。
只者じゃない!リュウキ70Sと言うミノー。
しかし、80Sも、けっこう愛用者が多くて、こちらをメインにしているアングラーも多い。
私の個人的な意見として、硬くパワーのあるロッドが好きで、愛用しているアングラーこそ、
対サツキマスでは、70Sよりも、よりアピール力のある、80Sを強くオススメしたい。
ある程度硬く、強いロッドじゃないと、80Sは扱えないし、真のポテンシャルは発揮出来ないと思ってる。
そして今年、満を持して発売された、60S。
DUOには、旧上州屋岐南店の担当者を通じて、50Sの扱いやすさと、70Sの飛距離と性能を併せ持つ、
新型リュウキの開発を強く要望していて、私の強い要望に答えてくれた(ありえん!)形となった(笑)
瀬をドリフトさせても根掛からず、急流を逆引きしても絶対水面を割らないリュウキが欲しかった。
70Sで浅瀬をドリフトさせると、流速の強さにもよるが、根掛かりが多く、大切なリュウキを幾つも失くした。
より軽く、より繊細な釣りがしたくて、ウエダのSTS68siに持ち替えていた事もあったが、従来のロッド
STS72siでも、70Sでは、キャストと、ルアー操作が少々辛く感じていたのも、その理由だ。
そして、60Sを初めて使った時、思わずニンマリしてしまった。
一見すると、60ミリと言うサイズは、本流ではやや小さく、アピール力も劣る気もするが、操作性能は、
70Sを凌ぎ、急流をドリフトさせても、逆引きしてもバランスよく、実に扱いやすい。
特筆すべきは、アップ気味に投げ、ロッドを立て、表層を連続トウィッチさせながら躍らせると、トラウトの
反応がとてもいい。
従来の70Sでは、やりたくとも出来なかった芸当だ。是非試して欲しい。
70Sに比べると飛距離は若干落ちるが、サイズ・重量の割に、けっこう飛ぶ。バランスが優れている証だ。
また、急瀬に付くレインボーには、スプーンを凌ぐ釣果を叩き出す事も多々あった。
ただ、60Sを一年通して使ってみたが、対サツキマス用としては、やはり若干小さい気がしてならない。
40前後のサツキマスには、最低でも65ミリ、やはり70ミリは欲しい気がする。
となると、またDUOさんに無理言って、新型リュウキを開発してもらいたいなぁ~ 笑 ぐふふ・・・
70ミリサイズで、60Sの操作性能と、扱いやすさを併せ持つ、スペシャル・リュウキだ(笑)
そして、DEEP能力を兼ね備えた新型もそろそろ登場させてもいい頃・・・
大場所で、強いアピール力を持つの80S。よく飛び、良く釣れる定番の70S。
小技が冴える、扱いやすい60S。
また、カラーも豊富で、長良川では、アユ系カラーをメインに、人気のヤマメ系カラーと、
定番の赤金・黒金RB・黒銀RB。
私が好きなワカサギカラーや、河口で効くと噂のヘネシーシャッドや、グリーンゴールドもいい。
新色のRPアユも遂に登場。
今年(平成26年)、リュウキの特別限定色の、アワビ色が発売予約されたが、僅かの間に予約が
殺到し、既に手に入れるのは難しいようだ。
う~ん、まいったね。凄い!
今年も、リュウキ旋風が巻き起こる気配だなぁ~
渓流では既に45S・50Sは愛用者が多いし、河口付近のシーバスには、80Sが相当効く しね。
しかし、これでもか、これでもかと、いい事ばかり書いているけど、ある釣り方をする人には、
リュウキ70・80は、逆に扱い辛い印象を与えるかも。
それはズバリ、アップや、アップクロス主体でトラウトを狙っている人。
使ってみると判るけど、ダウンや、ダウンクロスでの使用を前提に設計されているので、流れの圧力を
受けない場所では、連続トゥイッチなど人為的なアクションを用いて動かさなくてはならない。
自重が重い多くのシンキングミノーの欠点でもあるが、ただのアップでの棒引きでは、動きが弱いのだ。
いくらリュウキとて、棒引きでは、本来持っている圧倒的なアピール力を発揮出来ないと思う。
つまり、アップや、アップクロス主体で、リュウキを使い続けると、腕が極端に疲労してしまうことになる(笑)
一昨年、Yさんが腕を痛めたのも、去年私が腕を痛めた原因も、実はリュウキの使いすぎ。
ただ、アップ主体で投げていた訳ではないんだけどね(笑)
やはりリュウキ70S・80Sは、ダウンクロス主体に使った方が、断然イイ。
アップや、アップクロスで使うなら、引き応えが軽く、軽やかに動き、扱い易い60Sをオススメする。
必ずや期待に応えてくれるだろう。リュウキは、釣る事を目的に、機能面を特化させた最新ミノーじゃなかろうか?
それも混じり気なしのナシの、メイド・イン・ジャパン!
サツキマスを釣るための、最も近道。
これが私の最大の賛辞。
さて、予めお断りしておきますが、この文章は年を跨いで書かれています。
書き始めは、平成25年11月、そしてブログUPは平成26年1月16日です。
文章中の表記に日時のズレにより違和感を感じられる箇所があります。ごめんなさい。