交ぜ寿司は、私の故郷のお寿司です。こちらではこのよう寿司がないので、どうしてもたべたくて、自分で作ることにしました。これが、私が料理をはじめたきっかけです。
まず、干しシイタケを水に浸し、柔らかくします。柔らかくなってから、それを細かくみじん切りにします。ごぼうをまたみじん切りにし、シイタケとごぼうとシイタケを浸した汁をいっしよに、ぐつぐつと煮ます。その中に砂糖1カップ、醤油1カップ、300ccをいれます。あと厚揚げ、ニンジン、モンゴウいかなど、1センチ以下にきざみいれます。蓮根、タケノコは汁を吸いやすいので、直前に入れて、火をとうすだけにします。そして、汁がなくなるまでにこみます。これは1升の寿司をつくるときです。
お米は1升、昆布、酒を入れて炊きます。炊き上がると、そこに酢1カップ、砂糖150cc,塩少々いれて焚き上げた具とまぜます。お皿に盛り付け、その上に、甘酢に浸したエビ、タコ、焼きアナゴをのせます。なにはなくともアナゴは必ずいります。これがなければ、瀬戸内の寿司とはいえません。青物は、菜の花か、インゲンがいいでしょう。最後に、錦糸卵と生姜をのせ、出来上がりです。どうぞ、召し上がれ。
この寿司の種は、つくだ煮のようなものなので、冷凍しておけば何か月も持ちます。春の交ぜ寿司出来上がりました。器は砥部焼、湯呑みは知り合いの備前焼です。漬物のお皿は、九段坂上の花田でもとめたものです。こちらに来てからは、殆んど花田で買っています。白洲正子が監修していたと思うので、センスがいいです。おもてのウインドウの生け花は、おそらく、川瀬敏郎さんが生けたものと思われます。いつも目を楽しませていただきました。
