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地震の予測は、誰にもできないというのが今の科学の限界でしょう。
でも、明日来るとは思わない人がほとんどですね。
南海トラフ大地震の予想被害は、以下です。
南海トラフ大地震とは、南海トラフと呼ばれる
海底の溝に沿って発生する巨大地震のことです。
南海トラフは、静岡県の駿河湾から九州の東方沖まで
約700キロメートルにわたって延びており、
海側のプレートが陸側のプレートの下に沈み込む境界にあります。
南海トラフでは、約100～200年の間隔で
大規模な地震が繰り返し発生しており、
最後に発生したのは1854年の安政南海地震です。
南海トラフ大地震の被害想定は、
政府の中央防災会議が行っています。
中央防災会議は、科学的に考えうる最大級の
南海トラフ大地震（マグニチュード9.1）が発生した場合の
被害を想定しており、以下のような内容を公表しています。
静岡県から宮崎県にかけての太平洋側の広い地域で
震度6強以上の強い揺れが発生する。
一部の地域では震度7に達する。
津波が最大で34メートルに達し、
約700キロメートルにわたって沿岸部に押し寄せる。
津波は繰り返し発生し、数時間にわたって襲来する。
死者は約32万人、負傷者は約63万人、
建物の全壊は約239万戸に上る。
経済的損失は約220兆円となる。
交通・通信・エネルギー・医療などのライフラインが大きく損傷し、
復旧には長い時間がかかる。
約3000万人が断水、約2700万軒が停電する。
帰宅困難者や孤立集落が多数発生し、
物資不足や情報伝達の困難が生じる。
要援護者や特殊な医療を必要とする人が避難所で苦境に陥る。
以上のように、
南海トラフ大地震は、東日本大震災を超える
甚大な被害が想定されています。
南海トラフ大地震は、近い将来に発生する可能性が
高いとされており、国や自治体、個人などが
防災・減災・救助・復興などの対策を講じることが必要です。
今日できることは、今行動することが、
家族を守ることにつながるはずです。
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