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インフレ、物価高騰が続いた場合、
土地や建物の資産価値は揺るがないと思っているなら、
少し考え直す時期かも知れません。
一般的には、インフレが進むと
土地価格も上昇すると考えられています。
その理由は以下のようなものです。
インフレによってお金の価値が下がると、
現金を持っているよりも資産に変えた方が
得だと考えられるからです。
土地は不動産の中でも特に供給量が限られており、
価値が下がりにくいとされるため、
インフレヘッジ（インフレに対する備え）として人気があります。
インフレによって消費者物価や建設費などが上昇すると、
新築住宅やマンションの価格も上昇します。
その結果、中古住宅やマンションの需要も高まり、
土地価格にも影響を与えます。
インフレによって金利が上昇すると、
住宅ローンの利息負担が増えます。
しかし、金利上昇は景気拡大や所得増加を
反映している場合もあります。
その場合、住宅購入者の購入意欲は高まり、
土地価格も上昇します。
しかし、これらの理由はすべてインフレが
経済成長や需要増を伴う場合に限られます。
インフレが供給不足やコスト高騰などで発生する場合は、
逆に経済活動や消費意欲を低下させる可能性があります。
その場合、土地価格は上昇しにくくなります。
現在の日本では、新型コロナウイルス感染症の影響で
供給不足やコスト高騰が起きており、
物価上昇圧力が高まっています。
しかし、日本銀行は引き続き金融緩和政策を維持し、
長期金利は低水準で推移しています。
また、日本の人口減少や少子高齢化なども
土地需要を抑制する要因となっています。
以上のことから、
インフレや物価高騰だけで将来日本の土地が
上がるとは言い切れません。
これからは、
日本のそして世界の将来を見据えた上で、
土地の購入を検討する必要があるでしょう！
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