いつもありがとうございます。

 2024年もいよいよ最後の月となりました。この一年、皆様さまざまな取り組みをされてきたことと思います。

団体宴会の需要が減少していると言われる中でも、今年を最高の形で締めくくりたいですね。

 私たちも同じ気持ちです。皆様の売上向上やお客様の満足のために、酒販店として引き続き貢献していきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

 ようやく本当の意味でコロナが明けたという実感を持つことが多くなってきました。 大人数で集まる機会も増え、これまで中止されていた経営計画発表会や事業説明会も再開する企業が多くなってきました。

 これらは社員向けに行われるだけでなく、私たちのようなサポート企業に向けて、これからの目標や夢を共有いただくこともあります。

 

 先日、ある企業の周年パーティに参加させていただきました。

そこで社長が社員の皆様や私たちに向けて熱い想いを語っておられました。「コロナの影響で攻めの姿勢を示せなかったが、足元がようやく安定してきた。今後の既存事業、新規事業、そして具体的な組織変更について取り組んでいく」とのお話でした。その力強い姿に、集まった方々からたくさんの応援の声が寄せられていました。

 その際、ふと思い出した言葉があります。
「夢しか実現しない」「一人では夢は叶わない」

 夢というと漠然としたものに感じるかもしれませんが、大谷翔平選手が取り入れた「原田式オープンウィンドウ64」では、その夢を具体的な計画に落とし込み、実現しています。柴田屋でもこの手法を活用させていただいております。

 今期(第90期)の開始に合わせ、全社員に5年後の目標を提出してもらいました。そして毎月の個人面談を通じて、その夢の実現に向けて話し合いを進めています。できていること、まだできていないこととあると思いますが、誰かに自分の夢を語ることで「こうなりたい!」という思いが強まるのではないでしょうか。

 

 皆さんは夢を語っていますか?先月お話しした「逆算の法則」も同じ考え方です。どんな自分やお店、会社にしていきたいのか。想いだけでは実現しませんが、その想いが誰かに伝われば、一緒に実現してくれる仲間が現れることもあります。逆に、協力したいと思っていても、その想いを知らなければ力になれないこともあるでしょう。

 

 私自身もこれまで多くの夢を語ってきました。そのたびに周りから力をもらい、前に進むことができました。重要なのは、できるかどうかではなく、「どんな理想を実現したいのか」を描くこと。それが物語の始まりではないでしょうか?

柴田屋はこれからも、皆様の夢が叶うよう全力でお手伝いし、それが飲食業界全体の発展につながることを心から願っています。
 皆様の叶えたい夢は何ですか?ぜひ教えてください!

 

 

 

 

いつもありがとうございます。柴田屋は9月より90期を迎えました。

 

そして、新たな人事として、私の長男である柴大晴(たいせい)が専務取締役営業本部長に就任いたしました。また、倉重誠が営業部執行役員部長に、北爪正明が特販部執行役員部長に就任いたしました。

これまで柴田屋が大切にしてきた「お客様の成長と飲食業界の発展に貢献する」という想いを継承しつつ、新たな手段・手法でこれを実現していく所存です。まだまだ若輩者ではございますが、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 石破内閣が誕生し、所信表明が発表されました。その中で「国民を守る」ために物価に負けない賃上げを行い、「地方を守る」ために「地方創生」を掲げています。果たして、これから日本はどのような国になっていくのでしょうか?

 

 具体的には、2020年代に最低賃金の全国平均を時給1500円にすることを目指すと表明しています。先日、経済同友会の新浪代表幹事は、これを3年以内に実現させたいという要望を述べました。それに対して、日本商工会議所は、急な引き上げにより地方の中小企業の経営が悪化する懸念を示しています。これは、「地方こそ成長の主役」という所信表明と矛盾するものです。私たちは、どのような選択をしていくべきでしょうか?

 

 柴田屋では、物流の2024年問題を見据え、2年前から賃上げを断行してきました。また、人材確保や強化のために手当の増額や休日の増加、福利厚生の充実を図ってきました。これに伴うコスト増加は避けられませんが、柴田屋の未来を見据えた決断です。その結果、夢を持つ若者が増えてきていることを嬉しく思っています。

 

 さらに、2024年には広島、群馬、香川の3社の同業者(業務用酒販店)が柴田屋グループに加わりました。主な理由は後継者問題ですが、これらの酒屋は歴史があり、地域に根付いた存在で、飲食店や消費者を支えてきました。しかし、今後の継続が難しいと判断し、事業売却の道を選ばれたそうです。

引き継ぐ側として、もちろんリスクは伴いますが、この決断により、若いメンバーから「東京で培ったノウハウを地方で活かしてみたい」という声が上がるようになりました。私は始めからそんなことが起きるとは思ってもみませんでした。しかし理想に向かってチャレンジすることで今まで見えなかった未来が少しずつ明確になってきたと思っています。

 

 今後どのような課題が待ち受けているかは分かりませんが、最低賃金が1500円になった際のシミュレーションを行い、その時までに何を準備すべきかを考えておくことが必要だと思います。もし私でお役に立てることがあれば、どうぞご遠慮なくご連絡ください。そして、一緒に明るい未来を手に入れましょう!引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 いつもありがとうございます。

 

 今年も早いもので、残り3ヶ月となりました。年末商戦に向けての準備は万全でしょうか。柴田屋では、酒販店の立場から様々なご提案をさせていただいております。ぜひご相談ください。

 

 さて、現状の酒類業界は、いまだにコロナ前の売上には戻っていないのが現実で、2019年比では、約90%程度と言われています。

 要因としては、9時以降の酒類売上の激減や、若者の酒離れが挙げられています。一方で、飲食店の売上はコロナ前に戻りつつあり、客単価の向上により減少した客数を補っているとのことです。

 また、食事中心の業態開発に力を入れる企業も増加しています。これからの売上において、ドリンクやお酒が占める割合はどのように変化していくのでしょうか。そして、私たちはどのような視点でドリンクメニューを検討していくべきなのでしょうか。

 

 先日、某ビールメーカーさんから興味深い情報をいただきました。それは「ジンソーダを導入するとオーダー数が増加した」というものです。まだ全体的なデータはないそうですが、実際にいくつかの事例では効果が見られているとのことです。

 ただ何でもいいわけではなく、価格帯や、2〜3種類のクラフトジン(銘柄やこだわりを伝える工夫が必要)をメニューに追加するなど、工夫が重要だそうです。もし柴田屋のお客様がこの情報をいち早く察知し、メニューに取り入れていれば、他店よりも売上を伸ばす可能性があるかもしれません。このような情報を、直営店の実績をもとに、今後もお届けしたいと考えています。

 

 柴田屋の営業ノウハウのひとつに「Change the Menu」という考え方があります。ドリンクメニューもフードメニューと同じように定期的に変更していきましょう、という提案です。

 これは、飲食店のドリンク数が平均3杯なのに対して、繁盛店は4杯以上であることから、柴田屋のお客様のドリンク数がを全店4杯以上にできないかという、酒屋のロマンから生まれました。

実現に向けて、様々な提案を検討し、その結果、以下のような施策を展開しています。

 

 サーバーさんが自信を持ってドリンクをおすすめできるよう、自ら美味しいと感じたフードメニューに合うお酒をメニューに追加するための試飲会(最終ページに10月の試飲会の詳細がございます)、資格取得のためのソムリエ対策講座、ワイン生産者を絡めたペアリング教室、理想的なPL構造に基づいたドリンクメニューの診断、お酒を飲まないお客様の増加に対応したノンアルコールメニューの提案など、皆様の悩みや課題に寄り添いながら、一緒に解決していきたいと考えています。そして、いつの日か私たちが「ドリンクメニュープランナー」として認識されるようになれば、非常に嬉しく思います。

 

 お酒の売上が今後も減少するかもしれないと言われていますが、ありがたいことに、柴田屋の売上は皆様のおかげでコロナ前よりも増加しています。この事実を自信に変え、これからも多様なご提案を通じて飲食業界をサポートしていく所存です。

引き続きよろしくお願い申し上げます。