夕方、庭に水やりをする。

 

根元にたっぷり、幹や葉っぱ、花にも水をかけてあげる。

葉っぱの緑がイキイキとし、ピンっと立ち上がる。

 

見ていると、草木の喜ぶ声が聞こえるような気がする。

 

「ありがとう」「嬉しい」と笑顔で喜んでいたり、

「こっちもちょうだい」「もっともっと」と言っているようにも聞こえる。

 

自然はすごいな。

 

忙しくてしばらく水をあげられなくてスルーしていても、

文句も言わず黙ってじっと耐えている。

 

暑くても寒くても、雪がずっしり重くのしかかっても、

強風にさらされても、排気ガスをかけられても、

ジーっと我慢している。

 

そしてちゃんと時季がくると、きれいな花を咲かせたり、実をつける。

 

悩んだら大自然の中に行くといいよ。

自分の悩みがいかにちっぽけかわかるから。

 

そんな事を本に書いている人はとても多い。

 

確かにそうだな~、とちっぽけな庭の片隅でちっぽけな自分が思った。