営業:おはようございます!(会社の皆様に頭を下げながら)

    お世話になっております。いつもありがとうございます!(ニコッ)

      (暑い朝、汗をハンカチで拭いながらお客様の会社玄関先で)

 

 お客様担当者:いや~暑いところ悪いね。時間ピッタリだよ、すごいね~いつも!

        早く来てくれて助かるよ!これ急ぎでさ。

 

 営業:いえいえ、いつもご依頼いただきありがとうございます。

    弊社は御社のお蔭で何とか営業させてもらっておりますので、

    いつでもすっ飛んでまいります!(ニコッ)

 

 お客様担当者:何言ってんの~、Yさんあちこちから声がかかって大変でしょう。

 

 営業:いえいえ、それ程でもありませんがありがたい事に忙しくさせてもらっています!

    (ニコッ)

 

 ~そして商談中は、相手の方の話をよく聞き、時折目を合わせながら質問などしつつ、注文をいただく~

   ~流れる汗を時々拭きながら~ 

   (汗っかきの私は1年中、汗を拭いています。笑)

 

商談が終わり、帰り際先方の玄関先で

 

 営業:本日はありがとうございました。納期や不明点につきましては、本日できるだけ早く確認しまして

    お電話でお返事させていただきます!(ニコッ)

    では、失礼致します。

    (会社の皆様に対して頭を下げながら)ありがとうございました!(ニコッ)

 

 お客様担当者:はい、ご苦労様~。よろしく。

 

これは営業が固定客を訪問した際の一例で、しかも私が20代の若いころの感じ・・・

 

メールがない時代だったので、お客様から電話がかかってきて「ちょっと来て欲しいんだけど」

と言われると、すぐにすっ飛んで行った。

 

今はメールやオンラインが主体で、そんな営業古いよという方もいるかもしれない。

 

でも私は断言する。

これがうまくできない営業マンが、メールやオンラインなら売れるという事は絶対ない。

 

営業の基本(商売の基本)は何か?と問われたら「これです」と答える。

 

人は毎日、他人が「営業」している場面に出くわす。

 

業種は違えど、この当たり前の事ができている営業がいる会社は繁盛し、居ない会社は廃れていく。

そしてこの基本の大事なところは「相手の目を見てニコッ」である。

 

でも、これが意外とできない。

何で嬉しくもないのにニコッとしなきゃいけないのか!などと昔のアイドルみたいなことは言って

欲しくない。

 

「役になりきらないと」できないのだ。

 

そう、中途半端にニコッとすると、ニヤリとしてしまい逆効果だ。

 

お客様は神様ではないが、お客様はお客様であり、相互信頼の元に関係性が成り立つ。

相互信頼を得るために、少なくともこちら側ができることは「相手の目を見てニコッ」

 

商売というのは本当は実にシンプルなのである。

ニコッとできる関係を築けている顧客がどのくらいいるだろうか?

 

そもそも「役になりきれている」だろうか?

そして、役になりきれると仕事は数倍楽しくなる!はずだ。

 

やってみて!