鱗供養塔第百五十年放生会法要

妙長寺では、9時半ころから、命をいただいた海の幸の霊を弔うために10年に1度、鱗供養を行われる

供養塔を境内に建立してから100年を迎えた年から10年に1度行われる法要であり、境内で法要が行われた後に、材木座海岸へ向けて500mほどお題目を唱えながら慰霊行脚が行われる

材木座海岸沖の船上からご住職が読経し、生きた魚を海に放つ放生会を行う

無用な殺生を戒め、海の恵みへの感謝、一度捕まえた魚を海に戻すことによって、法華経の教えに基づいた全ての命への慈悲と敬意を表すものという

第1回は100年、第2回は110年、第3回は120年、第4回は130年、第5回は140年、2024年の今年は第6回150年となる

 

今から150年前、箸木山日府聖人の代に鎌倉・逗子・三崎の漁師たちによって建てられた供養塔

11時からは妙長寺の敷地内にある鱗供養塔の後ろに新しく建てられた大角塔婆の序幕開眼祈祷が行われる

大角塔婆は、魚屋を営んでいた檀家総代が10年に1度建て直しているという

 

鱗供養会も10年に1度行われ、供養塔から海までお経を唱えながら歩き、沖の船上で放生会も執り行われる

放生会の際には散華(さんげ)を海に撒く(散華は水に溶ける紙で出来たもの)

主催は鎌倉魚商協同組合

 

写真はJ:comより