令和2年(2020年)にとうとう小札の工場生産化を実現し、これまで手作業でつくって150円で販売していた小札を60円で販売することができるようになりました。

そして令和2年(2020年)8月から令和3年(2021年)2月まで半年間「総小札の大鎧づくりモニター」を募集し、集まった7人のモニターの総小札の大鎧づくりがはじまりました。モニターは小札1枚60円を1枚20円にまで割引しての大特価です!!

大鎧が完成するまでモニタリングをさせていただくモニターは、

1.菅原隆さん(2020/9/29~)、

2.大石裕一さん(2020/10/1~)、

3.斉藤久美子さん(2020/10/4~)、

4.三村真理子さん(2020/10/17~)、

5.大垣悦子さん(2021/1/11)、

6.竹内將悟さん(2021/1/18~)、

7.鈴木啓之さん(2021/1/21)の7人です。

※モニター募集は終了いたしました。

 

1.菅原隆さん 2020年9月29日開始(5か月)

 

 

菅原隆さん、現在は下緘中。次は菱縫と塗装に入ります。

 

2.大石裕一さん 2020年10月1日開始(5か月)

 

   

 

   

 

   

 

   

 

   

 

   

 

 

 

大石裕一さん、耳札づくり、下緘、塗装、菱縫を終えて、現在は縅に入りました。

塗装ブースがもうプロ並みの装備でびっくりです!!

縅は、紫をベースとした沢潟縅鎧です。

 

3.斉藤久美子さん 2020年10月4日開始(4か月)

斉藤久美子さん、初日は耳札づくりと下緘です。
 
斉藤久美子さんは脇楯づくりから。
下緘を終えて、塗装は塗装代行を利用していよいよ縅をスタートです。
紫色の裾濃です。どんな感じになるのかとても楽しみですね。
 

4.三村真理子さん 2020年10月17日開始(4か月)

三村真理子さん、現在は耳札づくりです。
 
5.大垣悦子さん 2021年1月9日開始(1か月)
 
 
 
 
大垣悦子さん、もうすぐ2か月が経とうとしていますが、毎週のように鎧兜づくり教室に通って、耳札づくり、下緘、塗装を終えて、現在は菱縫と縅に入りました。デザインにも力を入れてオリジナルの色目の鎧ができあがりそうです。
 
6.竹内將悟さん 2021年1月18日開始(0か月)
 
 
 
開始からたった2日間で下緘を終えて、塗装は工芸うるしの水性を使用。これは輝きが素晴らしいです。塗装が命という竹内將悟さん、まさにそのとおりに素晴らしい小札の出来映えです。
すでに縅に入り、耳絲は樫鳥絲で緘み実に素晴らしい色合いになっています。
 
7.鈴木啓之さん 2021年1月21日開始(0か月)
 
鈴木啓之さん、耳札づくり、下緘をスタート。
伊従洋子さんがお手伝い。2人でやると進みが2倍!!
 
ちなみに、鎌倉もののふ隊の鎌倉智士と笠井千恵が現在、平安時代の国宝の大鎧を総小札でつくっています。
・大山祇神社所蔵の沢潟縅鎧(法隆寺旧蔵の伝聖徳太子雛形鎧)風
・猿投神社所蔵の樫鳥縅鎧風
・岡山県立博物館所蔵の赤韋縅鎧風
・御嶽神社所蔵の赤絲縅鎧(畠山重忠奉納鎧)風
が完成しております。
 
残すところ4領です。
・菅田天神社所蔵の小桜韋縅鎧(武田の楯無鎧)風
・大山祇神社所蔵の紺絲縅鎧(河野通信奉納鎧)風
・厳島神社所蔵の紺絲縅鎧(平重盛奉納鎧)風
・厳島神社所蔵の小桜韋黄返縅鎧(源為朝奉納鎧)風
 
 
 
 
 
 
 
 
 
赤韋の縅毛をつくるために赤韋を割いていきます。
赤韋縅鎧は韋の雰囲気が全体に広がります。
 
 
総小札の大鎧づくり
鎧だけでも小札をおよそ1,800枚ほど使用します(つくる人のサイズによって変更)。
小札1枚60円です。
一緒に総小札の大鎧、つくってみませんか?