アメリカの大学でスポーツをやりたいと思ったら、まず何から始めたら良いのでしょうか?






最初はそれすらわからなかったので、とにかく手当たり次第、情報を集めました!!








NCAA (National College Athletic Association)

全米大学体育協会


えぬしーえーえーとか、えぬしーだぶるえーと呼びます




全米1200校以上の大学が所属している大学スポーツ連盟です。24競技で4万人以上の選手がいるそうですびっくり



Division 1〜3のカテゴリーに分かれていて、


ディビジョン1 (D1)はトップリーグ

ディビジョン2 (D2)は2部リーグ

ディビジョン3 (D3)は3部リーグ



のイメージです。



D1とD2では学生アスリートとしての奨学金がありますが、D3にはありません。



D3は、学生アスリートなる名称の奨学金が無いだけで、別途奨学金を受けられる可能性はあります。



D1とD2の学生アスリートとして奨学金を受けていても、他の奨学金も併せて受けている学生も多くいるそうです。





入学=入部と安易にいかないのは、各大学の奨学金の枠が決まっていて、毎年必要なポジションを補充していくので、チームのバランスだったりも影響していると思います。





D1でプレーをするとなると、やはりプレイヤーとしての実力も高くないと難しいのですが、学力面でも高い水準を求められることも多いです。





大学に入学してからも、学力向上またはその維持が必須なので、部活だけ頑張ればいいというわけには行きません。





むしろプレーしたければ勉強しろ!ぐらいな感覚かもしれません 滝汗






学生としての本業が疎かにならないように、選手の取得単位数や成績のフォロー体制があったり、練習時間も規定がある中での活動なので、



まさしく武両道!




例えば、一定の成績(GPA2.0以上、各学期で12単位以上の取得)などを満たせない場合は、試合には出られません。




レッドシャツ=ケガなどによって出場できない状態の場合、その年のプレー資格を温存することができるのですが、身体は万全なのに不本意にもレッドシャツ扱いになってしまうことも…ガーン




4年間大学でプレーできるので、5年生で4年目プレイヤーみたいなケースもあるそう。




入学にあたっても、高校3年間の成績も重視されるので、部活と勉強の両立は高校時代から始まっていると言えます。







NCAAへの選手登録



NCAAのD1とD2リーグに所属している大学でプレーするには、NCAAに学生アスリートとして登録が必要になります。




NCAAへの申込みは個人で行いますが、高校3年間と中学の3年次の成績を、学校の公式メールアドレス(Gmailなどのフリーメール不可)から直接協会へ送ってもらう必要があります。





アメリカの9-12年生の成績を提出するので、日本では中3-高3の成績となります。同時に中学の卒業証明も送ってもらいました。高校は登録時は1-2年生の成績のみで、3年次の成績と卒業証明書を後日改めて送付してもらいました。





成績表の日本語と英訳の両方が必要なのですが、英訳を順番や書式なども日本語版と同じく作成してもらうのが大変でした…滝汗 



先生方、大変お世話になりました!






また、SAT・ACTテストの点数も必要です。

昨年度はコロナ禍による救済措置として、必須項目ではありませんでした。



留学に必要なSAT®とはどんなテストなのか?|アメリカ大学ランキングSAT®とは、アメリカの高校生が受ける大学進学のための標準テストです。アメリカの大学は入学審査において高校の成績やエッセイ、推薦状などとあわせて、SAT®のスコアの提出を求めています。このページではSAT®のテストの内容と、それがアメリカの大学の入学審査でどのように評価されるのかを解説します。リンクwww.ryugaku.ne.jp


ACT®とは?|アメリカ大学ランキングアメリカ大学留学で合格を勝ち取るための情報を掲載。リンクwww.ryugaku.ne.jp




NCAAに登録されると、ようやく大学のコーチとやり取りができるようになります。



スカウトの目に留まらないと始まらない!!

進学先が決まらない!!と焦りました…滝汗






NCSA(Next College Student Athlete)に登録すると、エージェントに有料でスカウトの仲介をお願いすることも可能です。



自分で試合のスタッツやプレー動画もアップロードできるので、コーチやリクルート担当者の目に留まれば直接コンタクトも来ます。








娘も、NCAA・NCSAの登録が完了してから、NCSAを通して声を掛けてくださるコーチはD3か2年制大学が多かったです。




NAIA (National Association of Intercollegiate Athletics)というNCAAとは別リーグからも声が掛かることがありました。




奨学金の金額で、NCAAに拘らずにNAIAに進む選手も多いそうです。選手としての可能性よりも、進学した後のキャリア重視という点では、それも賢い選択だと思います。




D2でも、奨学金の金額など贅沢を言わなければ何とか入部まではこぎつけることは出来たかもしれません。





しかしながら、ここで問題が💦





娘の高校は専門課程があり、3年次に数学を取っていなかったのです。

そして専門課程の成績は、NCAAで成績の判断材料として加味される教科ではありませんでしたチーン




評定平均を上げるための策が仇になりました…滝汗




2年生の時点では、4年制大学に挑戦という予定が無かったことが明白です。コロナで想像を超える出来事ばかりの1年でした。





苦手な数学を取っていたところで、良い評定を取るのは難しかったとはいえ、必須科目の成績がないのは致命的…チーン




高校規定の単位数で言ったら、NCAAの教科単位数にギリギリ足りている(限りなくグレー)けれど、3年次の成績が無いのはどうしようもありません。




そこで、娘の選択肢は


  1. SATを受けてスカウトを待つ
  2. NCAAの登録が義務でないD3かNAIAにする
  3. 2年制の大学から4年制に編入する




のどれかとなりました。






次回、大学探しの旅編です。

旅してないけど…雰囲気ね ニヤニヤ