娘は中学3年の頃には、大学はアメリカに行きたいと言うようになりました。
高校受験の時にも、当然それは念頭においていたのですが、娘は部活をメインに高校を選びました。
2年制大学に行ってから、4年制大学に編入することを考えていたので、高校を部活で選ぶことに賛成はしましたが、正直驚きました
本人が選ぶ学校でいいけど
部活だけで決めるんだ…
(昔から練習嫌いだし、好きでやってる風ではなかったのに)
小学校でチームメイトだった子の母達からも、あの高校で続けるの?って驚かれた理由は、そもそも6年生まで続かないと思われていた子だったから〜
進学した高校は、県大会常連校ではあったけれど、近年はイマイチ結果が残せずでしたが、
入学後すぐに、娘の代は全国大会を目標に頑張ることになりました…
小学校、中学と自分の代で県大会にも行ったことがない娘は、完全なる未知の世界
その保護者である私にとっても、同じく無縁だった世界なわけです ぜ…全国大会目標なの?!
私でも聞いたことある県外の高校と練習試合をしたり、なんだか本当に強豪校って感じするわー!って驚いたり感心したり、ミーハーな感じで親は最初から楽しませてもらったけど…。
娘は本当に大変そうでした
高校生活がスタートすると、見ていても部活と受験勉強の両立は難しいと思う程、遠征や合宿も多いし、娘が4年制大学スタートの可能性はチラッとも考えられない生活でしたが…。
昨年の一斉休校で状況が変わりました。
勉強する時間が沢山できたのです
筋トレや課題などをしてもまだ、留学準備のために時間が取れる生活が始まって、普段のテスト勉強以外のTOEFL対策やSAT対策がやれる環境が整いました。
やる気が伴うかは別の話でしたけどね
そして、なんとなく大学でも競技を続けたいという流れが自然発生的に出てきたのです
ケガをしてリハビリ中に、関東大会もインハイも中止が決まってしまい、このままで終わりたくない気持ちが強くなったこともあったと思います…
今まで、大学で続けるかどうかを考える余裕がないほど、日々の練習と目前の大会を考えるだけで精一杯だったけど。
ゆっくり考えたら、アメリカでもやっちゃおうかな〜ぐらい緩く軽くやる気になった娘。
大いなる決意みたいな雰囲気ゼロだけど、
アメリカにスポーツ留学をする方向性が急浮上したので、さぁ〜大変です
卒業後はコミュニティーカレッジに進んで、本番は4年制大学を選ぶ時だな〜って心の余裕を持ってたこちらの状況も一変しました。
なぜなら、大学に受かる=入部ではないから。
日本でも、大学から声が掛かった選手が推薦で進学する流れはありますが、声は掛からずとも、入学できれば本人の意思で入部は不可能ではないはず。
部員総数が100人位いる部活もあると思います。
アメリカは、入部テストで一か八かでトライするのはかなり難しい印象です💦
入学後、毎年入部テスト受けても入れずに卒業なんて怖い話もあったりすると聞きました
本当にアメリカでもプレーをしたい気持ちが強いのであれば、渡米の前に入部を決めておくのが安心です。
そう考えると、プレーできる前提の学校選びになるわけです。まさかの部活で学校選び再来ですか?
うちの娘はそんなタイプの子じゃ無いんですけど…
ちょっと待って!もしかして学校探しを
今するってことかしら?
(高校3年の4月頃の話です)
何から手を付けて行くのがいいのか分からず、とりあえず「アメリカ 大学 スポーツ 留学」で検索して得た情報が、
「奨学金をもらって留学の道」
奨学金の中には、寮費なども含まれていることがあるので、全米どこでも行けるところに行くか!って思った瞬間もありました
いや、娘はそこまでの気持ちあるか〜?
でも、高校でも頑張ってるから行ったら頑張るかも。
えーそれでいいんかな〜
そもそもどのテンションでやりたい言ってんだ?
なんかね、ふわっとしてるんですよね〜
どこまで本気か推し量れない娘でしたが…
可能性が浮上してしまったので、TOEFLとSATを受けるのであれば、娘は勉強をしてもらい、リサーチは私が引き受けました。
ちょっと検索したら、アスリート向けの奨学金もいろいろありました!!
アメリカ大学スポーツ奨学金プログラムは、日本の学生がスポーツ奨学生として、アメリカの大学から奨学金を受け取り、進学しながらスポーツ能力の更なる向上を目指すことを推進するプログラムです。
プログラムでは、スポーツ選手に奨学金を提供するアメリカ国内の大学を集める一方、奨学金を受けながらアメリカの大学への留学を希望する学生と、奨学金を提供する大学とを結び付けます。第一次書類審査に合格した学生は、アメリカの大学で年1回実施される、実技選考会に参加することが必要です。7月に行われる、ショーケースと呼ばれる実技選考会には、例年55~85の大学各校のスポーツクラブ指導者や審査担当者が参加し、参加者のレベルや、学校の目的に応じて奨学生の受け入れを、その場で決定します。参加リーグは NCAA 、 NAIA 、 NJCAA 等です。
以下抜粋です。
日本から米国の大学へ、奨学金を受けながら留学を希望する学生を、入学まで導いてまいります。
このプログラムは、必ずしも日本の高校、大学で高い学力や英語力を持っている学生に限って奨学金を与えるプログラムではありません。また、セミプロ並みのレベルにあるスポーツ選手だけを対象とするものでもありません。米国の大学がスポーツ奨学生として受け入れる基準は様々です。そのため、このプログラムに興味のある方は、現在の英語力、学力やスポーツでの実績を問わずに応募することができます。
本件で取扱う奨学金は、年間の授業料、滞在費、食費の50%~100%を支給するものです。
全国大会で成績を残すような選手だけが、奨学金の対象では無いということは、意外と知られていないと思います。
上位のカテゴリーの強豪校に限らず、スポーツで受け入れる大学も多様性をウリにするメリットがあるから、奨学金を出してでも留学生を受け入れることがあるのですね。
娘は、アメリカ国籍があるので、ビザが必要ないため留学生にはなれず、奨学金の対象外でした… 残念!!
でも、将来的に指導者やトレーナーになりたいと思ってのスポーツ留学は、選手としてだけでなく、とても有意義な時間を過ごせるなと調べていて思いました。
何より、専攻分野で学んだ知識や教養は財産になりますし、アメリカ大学を卒業することは将来にプラスです。
選手を引退してからの人生の方が長いですから!
(この情報を必要とする人の目に留まれば嬉しいです)
スポーツ留学でのプレー経験と、国際的な友人達との学校生活での経験が、就職に有利なアピールポイントになることもあると思います。
コロナ禍での留学は、今までと同じような経験は出来ないかもしれない。
その不安は大きいのですが、どんな状況でも子どもの就職の時期はやってくるので、親としては、少しでも本人が望む進路になればと願うばかりです。
本当にコロナは命だけでなく、大切な時間や経験も奪っていきますね…。
次回、スポーツ留学 NCAA (全米大学体育協会)編
に続きます。