実は、”もう1つの不安”というのは、
燃料に関してでした。
燃料に関してでした。
最初に能登半島の壁に跳ね返された時に、
薄々とは感じていた事なんですけど、僕が
想像していた通り、能登半島の北の方には、
遅い時間まで営業しているガソリンスタンド
というのが、やっぱりありませんでした。
薄々とは感じていた事なんですけど、僕が
想像していた通り、能登半島の北の方には、
遅い時間まで営業しているガソリンスタンド
というのが、やっぱりありませんでした。
僕が、この日に乗っていたバイク(ビリー)は、
燃費が恐ろしく悪い上に(14~15km/ℓ)、
タンクが小さいですので、いつも僕は、100kmの
走行距離を目安に給油する事にしているんですけど、
この時の僕は、すでに110km以上の距離を走っていました。
燃費が恐ろしく悪い上に(14~15km/ℓ)、
タンクが小さいですので、いつも僕は、100kmの
走行距離を目安に給油する事にしているんですけど、
この時の僕は、すでに110km以上の距離を走っていました。
里山海道を降りて以来、ガソリンスタンドを見つけたら
立ち寄ろうと、ずっと探し続けていたんですけど、
これがまた、一切、見 つかりませんでした。
立ち寄ろうと、ずっと探し続けていたんですけど、
これがまた、一切、見 つかりませんでした。
僕は、穴水インターで里山海道を降りた後は、
国道249号線をちょっと走れば、すぐに宿に
到着出来るやろうと思っていたんですけど、
なかなかどうして、「この道で、ほんまに
合うてるんやろか?」と不安になってしまう
ぐらいに、半分、山道のような街灯もない暗い道を、
結構な時間走り続けんとあきませんでした。
国道249号線をちょっと走れば、すぐに宿に
到着出来るやろうと思っていたんですけど、
なかなかどうして、「この道で、ほんまに
合うてるんやろか?」と不安になってしまう
ぐらいに、半分、山道のような街灯もない暗い道を、
結構な時間走り続けんとあきませんでした。
実際に、「この道、ほんまに国道なんか??」
と疑ってしまうような道を、僕は延々と走り続けていました。
と疑ってしまうような道を、僕は延々と走り続けていました。
まさか、宿のアクセスに書いてあった最寄のインターから、
こないに距離があるとは思いもしませんでした。
こないに距離があるとは思いもしませんでした。
時刻は、19時50分を回っていました。
「今日は、もう給油は諦めんとしゃぁないな・・・・・。
まぁ、せやけど、宿に着くぐらいまでは、ガソリン
もつやろう、、、、、。長距離を走ってる時は、
リッター16kmぐらいまでは、燃費伸びるしな・・・・。」
まぁ、せやけど、宿に着くぐらいまでは、ガソリン
もつやろう、、、、、。長距離を走ってる時は、
リッター16kmぐらいまでは、燃費伸びるしな・・・・。」
僕は思いました。
せやけ どです!
能登町役場まで、いよいよ残りあと数キロという
ところで、運良く僕は、道路を少し左に入った辺りの
ところに、まだ明かりの点いている、給油機が1つか
2つしかないような小さなガソリンスタンドを
発見する事が出来ました。
能登町役場まで、いよいよ残りあと数キロという
ところで、運良く僕は、道路を少し左に入った辺りの
ところに、まだ明かりの点いている、給油機が1つか
2つしかないような小さなガソリンスタンドを
発見する事が出来ました。
藁にもすがるような気持ちで近づいてみると、
年配の男性スタッフが、給油機のところで、
何やら、レジの清算をしているような感じでした。
年配の男性スタッフが、給油機のところで、
何やら、レジの清算をしているような感じでした。
僕は、声を掛けました。
「まだ、営業やってはりますか?給油、いけます??」
やや細身で、日焼けした顔に、深い皺(しわ)の
目立つ男性が言いました。
目立つ男性が言いました。
「はい。大丈夫ですよ!」
”助かったぁぁぁ~~~~~っっっ!!!!”
僕は、思いました。
給油が完了して、支払を終えた後、僕は尋ねました。
「能登町役場の辺りに行きたいんですけど、
そこの道を真っ直ぐで大丈夫ですかね?」
そこの道を真っ直ぐで大丈夫ですかね?」
「はい。もう、あと10分ぐらいで着くと思いますよ。」
道路上にあった案内表示板によると、能登町役場は、
国道249号線を少し逸れたところにありました。
国道249号線を少し逸れたところにありました。
ガソリンスタンドのおっちゃんのお墨付きを得た
僕は、一目散に、役場方面目指してアクセルを捻りました。
僕は、一目散に、役場方面目指してアクセルを捻りました。
雨は、だいぶん小降りになっていました。
せやけど、軽快に走っていたのも束の間、
しばらく走ると、
しばらく走ると、
「この先、通行止め 迂回せよ!」
との看板が現れ、道がトウセンボされていました。
この日は、ビックリするぐらいに、何かと
ツイてへん1日でした・・・・・。
ツイてへん1日でした・・・・・。
「多分、もう俺、役場のすぐ近くまで来てるはずや。
ここから迂回なんかしたら、役場から遠ざかって
まうんとちゃうか?」
ここから迂回なんかしたら、役場から遠ざかって
まうんとちゃうか?」
時刻は、すでに20時を回っていました。
もうこれ以上、道に迷っている時間はありませんでした。
もうこれ以上、道に迷っている時間はありませんでした。
僕は、何か目印になるような建物がありそうな
ところまで、来た道を少しだけ引き返してから、
携帯電話を取り出して、三度、宿に電話を掛けました。
ところまで、来た道を少しだけ引き返してから、
携帯電話を取り出して、三度、宿に電話を掛けました。
「何度も申し訳ありません。今日、行かせていただく
約束をしています、中川です。今、もう能登町役場の
すぐ近くまで来てるんですけど、道が通行止めになって
まして、迂回せんとあかんみたいなんです。役場の方へは、
どないしたら行けますかね?」
約束をしています、中川です。今、もう能登町役場の
すぐ近くまで来てるんですけど、道が通行止めになって
まして、迂回せんとあかんみたいなんです。役場の方へは、
どないしたら行けますかね?」
電話に出たのは、2度目の電話に出てくれた女性でした。
「今、どこにおられますか?近くに何がありますか?」
「多分、商店街やと思うんですけど、左手に、
北國(きたぐに)銀行の宇出津(うでつ)支店、
いうのがありますわ。」
北國(きたぐに)銀行の宇出津(うでつ)支店、
いうのがありますわ。」
「北國(ほっこく)銀行の宇出津(うしつ)支店ですね!?」
相変わらずの素っ気ない口調で、女性が言いました。
「あ~、そない読むんですか。ほな、そこですわ!」
(何か、俺、頭悪いみたいやんけぇぇ~~~っ!)
「それでは、その道をもう少しだけ進んで、
”宇出津新町”という交差点を右折してください。
そしたら、役場の方に降りて来れますので。」
”宇出津新町”という交差点を右折してください。
そしたら、役場の方に降りて来れますので。」
(お~、”宇出津新町”いう交差点は、さっき通ったぞ!
あの道を右折か。)
あの道を右折か。)
僕は、思いました。
「分かりました。もうすぐ行きますので!
ありがとうございました。」
ありがとうございました。」
電話を切った僕は、再び走り始めました。
教えてもらった通りに、”宇出津新町”の交差点を
右折して、しばらく行くと、左手に公衆トイレがありました。
右折して、しばらく行くと、左手に公衆トイレがありました。
宿は、もうすぐそこやったんですけど、
とりあえず僕は、トイレに立ち寄る事にしました。
とりあえず僕は、トイレに立ち寄る事にしました。
雨に打たれ続けていたせいで、手がかじかんでいて、
なかなか、思うように、スムーズに用を足す事が
できませんでした。
なかなか、思うように、スムーズに用を足す事が
できませんでした。
寒さ対策の為に、結構、服も着込んでいましたし、
その上から、さらにレインコートも着ていましたので、
なかなか、思うように体を動かす事が出来ませんでした。
その上から、さらにレインコートも着ていましたので、
なかなか、思うように体を動かす事が出来ませんでした。
ようやく、用を足し終えて、再び、バイクに
跨るまで、ひょっとしたら5分以上は
掛かっていたかも知れません。
跨るまで、ひょっとしたら5分以上は
掛かっていたかも知れません。
幸い、宿は、役場から程近い、分かりやすい
ところにありました。
ところにありました。
僕が宿の前に到着すると、多分、電話に出てくれたと
思しき女性が、腕組みをしながら、無表情で立ってはりました。
思しき女性が、腕組みをしながら、無表情で立ってはりました。
僕が電話を掛けた場所からなら、普通1~2分も
あれば十分に到着できるはずでしたので、外に出て
待ってくれてはったんやと思います。
あれば十分に到着できるはずでしたので、外に出て
待ってくれてはったんやと思います。
「おっそいな~~~~っっ!!!!!」
と、多分、怒ってはったと思います。
悪い事をしました・・・・・。
待ってくれてはると分かっていたなら、
わざわざ、宿を目前にして公衆トイレ
なんかには、立ち寄らんかったんですけど、、、、、
わざわざ、宿を目前にして公衆トイレ
なんかには、立ち寄らんかったんですけど、、、、、
何回も電話を掛けてしまいましたし、
到着も大幅に遅れてしまいました。
到着も大幅に遅れてしまいました。
多分、僕、相当に面倒臭い客やと
思われていたに違いありません。
思われていたに違いありません。
ただでさえ、申し訳ない気持ちで宿に到着して
いた僕なんですけど、さらにさらに、女性を長時間、
外で待たせてしまっていたという事が分かった瞬間、
ほんまにもう、僕は、申し訳なさに押し潰されて
しまいそうな気持ちになってしまいました。
いた僕なんですけど、さらにさらに、女性を長時間、
外で待たせてしまっていたという事が分かった瞬間、
ほんまにもう、僕は、申し訳なさに押し潰されて
しまいそうな気持ちになってしまいました。
3度目の正直で、ようやく到着する事の出来た、
念願の能登半島の宿やったんですけど、喜びは、
一切、ありませんでした・・・・・。
念願の能登半島の宿やったんですけど、喜びは、
一切、ありませんでした・・・・・。
「何で、俺、トイレになんか立ち寄ってもうたんやろ??」
特に、どうしても行きたいという訳では
なかったんですけど、魔が差してしもた、
としか言いようがありません。
なかったんですけど、魔が差してしもた、
としか言いようがありません。
何か、この日は、全ての歯車が噛み合うてない、
不思議な1日でした。
不思議な1日でした。
最初に、国道173号線を逸れてしまった時点で、
自然の流れに狂いが生じてしもたんやと思います。
自然の流れに狂いが生じてしもたんやと思います。
こんな事って、あるんですね・・・・・。
思いっきり、結果論ではありますが、
”痛恨の判断ミス”です。
”痛恨の判断ミス”です。
あの時、素直に直進していれば良かったです。。。。。
~続く~







