シス・カンパニー公演
『出口なし』
2018年9月12日(水)14:00~
@新国立劇場 小劇場
作:ジャン・ポール・サルトル
上演台本・演出:小川絵梨子
CAST:
イネス/大竹しのぶ
エステル/多部未華子
ガルサン/段田安則
ボーイ/本多遼
今日は舞台観劇へ、
シス・カンパニー公演「出口なし」を
観てきました。
お目当てはもちろん多部ちゃんです
サルトルの「出口なし」って、
確か地獄の話だよな・・・
くらいしか前知識なかったのですが
なるほどこれはこれで地獄と言えるかな(^^;)
序盤は正直なところ、段田さん、大竹さんに
多少の疲労感のようなものも見えましたが、
多部ちゃんが加わり3人揃ってからは
徐々にテンションが上がり、
テンポの良いお芝居に
ベテランお二人はさすがと思わせる
演技でしたが、多部ちゃんはこのお二人にも
物怖じしていることを感じさせずに
堂々とした演技。
当初は迷いなどもあったようですが、
こうと決めたら役に入り切ることが出来る
素晴らしい女優さんです。
詳しくは書けませんが、密着シーンが多くて
段田さんと入れ替わりたかった
話の本質とは外れているかも知れませんが、
私が感じたことは人の持つ本性や醜さや弱さなど
全てさらけ出してしまえば、もしかしたら
もっと楽に生きていけるのかなとも、
出来れば見られたくない、見たくもないとも
考えさせられたり、
あちら側から見えるこちら側のことなども
考えるとかなり怖いとも思えてくる。
ただ、
後半はコメディタッチで描かれている面も多く、
3人の姿が滑稽にも見えてきて、
でもそれが人間だよねとも思えて(^^;)
まあしかし、死後の世界でもこんなことが
延々と続くと考えると、
確かにこりゃ地獄だわw
ほぼ3人芝居ですが、本多遼はボーイ役です。
東京公演は折り返し地点を過ぎた辺り、
24日まで。
大阪公演は27日~30日まで
パンフレット:500円
小冊子サイズです