ミュージカル『エドウィン・ドルードの謎』
2016年4月12日(火) 13:30~マチネ
@シアタークリエ
満足度:★★★☆
今日は久々にミュージカル観劇。
『エドウィン・ドルードの謎』を観てきました(^^♪
ミュージカル『エドウィン・ドルードの謎』
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本・作詞・作曲:ルパート・ホームズ
上演台本・演出:福田雄一
出演者:
山口祐一郎/支配人、トーマス・サップシー市長
壮一帆/エドウィン・ドルード
平野綾/ローザ・バッド
水田航生/ネヴィル・ランドレス
瀬戸カトリーヌ/ヘレナ・ランドレス
コング桑田/クリスパークル牧師
今拓哉/ジョン・ジャスパー
保坂知寿/プリンセス・パファー
池田紳一、高原紳輔、横山達夫、
堀江慎也、伯鞘麗名、遠藤瑠美子、
福田えり、可知寛子
「エドウィン・ドルードの謎」は作品のほぼ半分程の執筆の途中で
作者チャールズ・ディケンズが他界されたために未完の作品。
失踪してしまったエドウィン・ドルードはどうなってしまったのか?
殺されてしまったのか、はたまた生きているのか、
その舞台背景は?などといったことを
せっかくだからお客さんの投票で決めてしまおう!
と言う試みを持って作られたのが
ミュージカル「エドウィン・ドルードの謎」。
1幕と2幕序盤までは決まった台本で
物語は進んで行きますが、
2幕後半に入る前に今回の犯人を決めるために
客席の皆さんによる投票が行われます。
物語上怪しいと思う人物に投票するもよし、
もちろんこの役者さんの歌をもっと聴きたい!
と言う方はお目当ての役者さんに投票するもよしです。
私はローザ(平野綾さん)に投票しました。
見事?犯人はローザになりました(^^;)
この犯人投票以外にも、
探偵ディック・ダッチェリー役を
客席のお客様お1人を舞台上にお呼びして、
ダーツを投げて(スポンジボール)決めてもらいます。
ちなみにダーツを投げた方には
出演者皆さんのサイン入りプログラムがもらえます。
(欲しい・・・)
もう一つ、舞台をハッピーエンドで終わらせるために
その日のカップルをお客さんの拍手にて
出演者の中から男女1名づつ決めます。
上演はまだまだ東京、大阪、名古屋、福岡と続きますので、
ここからはごくごく軽めの所感を。
ミュージカル・コメディと言うと、
私は同じく福田さん演出、平野綾さんも出演されていました
「モンキーパイソンのSPAMALOT」も笑えましたが、
ミュージカルでこんなに笑ったのは初めてかも(*^。^*)
観客参加型の舞台として、
毎回犯人役はお客さんの投票にて決まると言うことで、
結末が288通りも存在するために
どうしても物語としての奥深さの様な物は
薄くなってはしまいますが、
その分、福田さんらしく
出演者それぞれに笑いのネタ(主に自虐ネタwww)満載で、
お客さんに楽しんで帰ってもらおうという
役者さんたちの熱みたいなものが感じられました。
舞台上の役者さんたちも皆楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。
壮さんの宝塚でならした切れのある動きと歌も好かったのですが、
久し振りに生で聴いたためか、
今日は1幕での平野綾さんの歌に少々びっくりしたと言いますか、
背筋がゾクッとする感覚を味わえたほど、
さらに歌唱力が向上していると思いました。
昨年、両口蓋扁桃摘出術をうけたとのことですので、
まだ100%ではないのかも知れませんが
出すところ押えるところのコントロールが
上手く出来ていると思いました。
犯人役に選ばれた際は各々
犯行に至った動機や背景などを歌にて告白します。
8人分用意されている訳ですから、
投票制ですので個々人の思いとは
違った配役のパターンになることもありますし、
いくつものパターンを観てみたいと思う方も多いのか
今回3回以上観ているという方もかなり多かったです。
かく言う私も23日にもう一度観させていただきます(^^;)
今回は全体を視野に入れる様な気持ちで拝見しましたので、
次回は個々人に視野を当てて観劇してみたいと思います。
これまでの犯人役回数
今回を入れるとローザは5回目でダントツですね(笑)