2015年12月30日(水)14:00~
@PARCO劇場
満足度:★★★☆

作・演出:長塚圭史
出演者:
ハルキ/古田新太 … ダイシチの次男。
イラ/多部未華子 … ハルキの長女。
リュウゾウ/吉田鋼太郎 … ダイシチの長男
タクト/葉山奨之 … ダイシチの長女エリコの息子。
ユキ/石橋けい … タクトの連れ合い。双子の母。
トム/中山祐一朗 … この家族の遠い親戚
ローラ/りょう … 唯一家族ではない&看護師らしい
(トムの連れ合いらしいという設定は無くなったのかな?)
双子の赤ちゃん/タクトとユキの子供らしい。
ダイシチ/リュウゾウ、ハルキらの父。寝た切り?
STORY
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美しい海辺の大きな家に暮らす家族。
海水浴を楽しみ、海産物に恵まれた穏やかな生活を送っている、ようにみえる。
視界に広がるこの美しい海の景色ははたして本当の現実なのか。
追憶のなかを漂う家族が幼い双子に見たものとは-。
<
年内ラストの観劇へ、渋谷PARCO劇場へ行ってきました。
多部ちゃんを観たいがためなのは言うまでもございません(*^_^*)
まだ1月に各地公演がございますので、
詳しいことは書けませんが多少のネタバレ含みます。
ご注意ください<m(__)m>
そこは近い未来のような、
或いは私達が日々暮らしている今かも知れない日本が舞台。
舞台背景としてはどうやら震災?原発事故?により、
汚染され荒廃しきった日本であり、
人々は行き場を失い彷徨う、
或いは現実を受け入れ(諦め?)ながらも
終わりの来る日まで今を生き過ごそうと
日々の暮らしを送っているかのよう。
震災、原発事故後の日本を想定しながら、
今の日本の家族の在り様、
一人一人の奥に潜む闇や残虐性のようなモノを含めて、
ユーモラスに描きながらも
少々悪意を込めた作りになっていました(^^;)
多部ちゃん好きですのでどうしても贔屓目で見てしまいますが、
舞台に立つと一種の天才的なものを感じます。
古田さん・吉田さんの二人のやり取り、存在感は迫力あります。
面白かったのは古田さん演じるハルキが
ある事からキャラが180度変わります(笑)
中山さんもなかなか好い味を出しているのですが、
石橋けいさんの存在感が私としては印象に残りました。
ネタバレですが、ごく普通の明るい家族に見える中で、
一人浮いているように見えるタクトが
唯一マトモであることは徐々に解ってきます。
いや、初めから解るか(^^;)
正直、一度観ただけでは
私としては全容を理解出来切れなかったかと。
舞台設定や各登場人物の性格や抱えている悩みや問題などは、
ぼんやりと匂わせつつも、
一部を除いて言葉(台詞)として明確には語られないが、
そもそもはっきりとは見えない部分が多く、
どう思い感じ取るかは観る側に委ねられる点も多いかと。
あってはならない過去未来の話のようですので、
長塚圭史氏独特のユーモラスさと悪意的なものを含めた作品ですが、
ラストに出て来る双子の姿は・・・ (((;゜Д゜)))
席が4列目と近く、
多部ちゃんはじめ近くで観られたのは好かったですが、
劇中で実際にボンゴレビアンコやパエリアを
調理して食事をするので、かなり匂いが(笑)
出来れば、ステージ全体が視野に入る位置で
もう一度観てみたいと思いました。
以上
久し振りに愚痴も書かせていただきます。
途中から急にメンズコロン?の香りが漂うことが多かったのですが、
恐らく古田さんかな?臭い消しに使ったのかも知れませんね。
周りの席の方もコロン臭を気にしだしたり、
私の前の席の方が私の方を気にすることがありましたが、
私ではありませんので。
前方から匂ってるでしょ!!(ーー゛)
ここ最近、観劇の度にマナーの悪いお客さんが目につくのですが、
この日も隣の男性客がスマホの電源を切らずに、
途中、着信があり開いて見ていました。
さらに劇中、ペットボトルを度々飲んでいました。
最後まで怒りを堪えながら観ることになりました(怒)。
一昨日の朗読劇でも少し離れた席から
スマホのバイブ音が数分に渡り聞こえてくるなど、
正直いい加減にして欲しい。
電源をお切りくださいと度々アナウンスされる
理由が解ったでしょ?
いや解っているのに切らない人が多いのでしょうが、
電源を切るだけのことが何故出来ないのでしょうか?
マイクを通さずに役者さんの声量に委ねられる舞台で、
客席からアラームやバイブ音、スマホの画面の光などが
周りの客だけでなく、
”ステージ上の役者さんにとって”
どれだけ迷惑なものなのか解らないのでしょうか?
メールや電話の着信だけでなく、
抑制装置が付けられている劇場でも、
地震などの緊急エリアメールは受信します!!
(某ミュージカルで鳴りました・・・)
そうなるとどうなるかは言わずとも理解出来ますよね!?
劇場中にあのけたたましいサイレンの音が
鳴り響くことになります・・・
関係の無い方には不快感を与える記述になり、
申し訳ございません。
