ミュージカル『レディ・ベス』
2014年5月8日(木)昼の部@帝国劇場
本日の出演者:
レディ・ベス:平野綾
ロビン・ブレイク:山崎育三郎
メアリー・チューダー:吉沢梨絵
フェリペ:平方元基
ロジャー・アスカム:石丸幹二
キャット・アシュリー:涼風真世
シモン・ルナール:吉野圭吾
ガーディナー:石川禅
アン・ブーリン:和音美桜
他。
本日もマチネ。
今回で3回目の観劇ですが、
人の言葉を借りて言うなら、
舞台はやはり生ものだと言うことを
感じずにはいられない舞台でした。
この日のチケットは先行抽選で
休館日明けの公演を観たいと思い獲ってあったのですが、
狙い通りと言いますか、
29日、1日の公演とは、出演者の皆さん、
声のトーンや歌声も更に増しており、
また各出演者の方々の個性や持ち味も
或いは演出の細かな修正なども
感じるようになっていたので、
この3回の中では私は一番好かったと思える程、
素晴らしい公演でした。
私は平野綾さんのファンのため、
どうしても贔屓目で観てしまいますが、
彼女のブログで、
ちょっと気になるところがあるので、
お芝居を変えてみました。
とおっしゃっていたので、
どの辺りを変えてきたのか気にしつつ観ていたのですが、
この日は周りを固める共演者の皆さんの演技にも
集中して観ざるを得ない舞台だったため(^_^;)、
具体的にどこが変わったとは私には言えないのですが、
私が感じた点としては、
29日は若干声に疲れを感じましたが、
今日はその様な事もなく、
「我が父は王」では彼女の持ち味でもある
力強いトーンで唄われ、
「秘めた想い」などでもその様に感じたので、
意志や威厳を思わせる歌やセリフでは、
強さを感じさせるトーンで表現し、
ロビン・ブレイクや親しい人達とのやりとりでは、
少女の初々しさや瑞々しさを表現するかのように
歌やセリフのトーンに変化を出していたと思います。
後半のハットフィールドの薔薇園辺りからは、
ロビンとのやりとりでも、
少女から少し成長した女性も感じました。
表情の変化も多少変えていたかも知れません。
あとは気のせいかも知れませんが、
ロビンにイモーテルの花を差し出す場面も
若干変わっていた気がします!?
表現力や歌唱力が益々確かなものになっていることを
感じずにはいられない舞台でしたね。
人によっては歌声の大きさやトーンに
安定感がないと感じるかも知れませんが、
涼風真世さんの様に、一定の声の大きさを保ちつつも
トーンに変化を持たせることの出来る大ベテランなら
とても心地好く歌を聴いていられますが、
単に声が大きくて多少上手く聴こえるだけの歌は、
聴いていて疲れるだけなので、
私は彼女の様な強弱を持たせる歌い方は好きですね。
今日はメアリーは吉沢梨絵さんでしたが、
やはりダブルキャストですと、
印象がかなり変わりますね。
未来さんとどちらが良いとは言えませんが、
歌の聴き易さでは吉沢さんかと。
しかし何度観てもフェリペの登場シーンは
そこだけ赤坂●●●シアターに来たかと
思ってしまう(笑)
平方君は好い声していますね。
前2回では二人の違いをあまり感じなかったのですが、
やっぱりそれぞれ違いはありますね。
お一人お一人や演出について書き出すと
長くなるので、省略します(>_<)
少し間を空けて、再度観に行きます。
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