今後の治療、延命は
年単位というのは
現実味はない
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こんな医者からの言葉を
旦那は
どんな思いで聞いたのだろう
1週間前は
なんでもなかった人が
歩けなくなることも
話せなくなることも
あると思って下さい
そんな事を言われても
今現在
旦那はテレビを観て
大爆笑してるし
同じご飯を食べるし
お酒も飲む
どうやって
覚悟を決めたらいいのか
パニックになる
1人になって
静寂がくると
何も考えてなくても
涙が出るし
急に不安にもなる
でも
現実味なんて
どこにもない
私たち夫婦は
来年銀婚式
結婚して25年
2年前まで
私がずっと調子悪くて
寝込むことはあっても
旦那が寝込んた記憶なんてない
当たり前に歳をとって
当たり前にジジババになって
当たり前に定年迎えて
当たり前に孫を抱くと
漠然と思ってたから
2年前から
闘病しながらも
どこかで
夢じゃないかって
治るんじゃないかって
思ってたんだ
3種類目の抗がん剤
効くとも
効かないとも
やってみなければ
わからない
奇跡はゼロではない
けど
滅多に起こらないから
奇跡でもある
「痛いとか苦しいのはヤダな」
殆ど物事に動じない旦那の
この一言を
私は
よく覚えておこうと思う
旦那の人生
辛いのも
苦しいのも
旦那だから
私は
頑張って欲しいとは
言えない
酷い嫁かなぁ…
「薬がなくなったからと言って
すぐ死ぬわけじゃない
その時にやれることを
考えて行きましょう」
そーやって
これから
向き合って行こうと思う
とりあえず
私が元気でいなきゃ
ブクブク太ってる場合じゃない
いつも
元気になる
智くんの声が
今日は
不思議と
泣けて仕方なかった
歌の
音楽の凄さは
時に
楽しくもあり
時に
泣けない人に
泣いていいよって
寄り添う
「自分勝手に歌わない」
伝わるよ…