三回目の剣道稽古(素振りの色々) | 茶の湯放浪記

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田舎に住む、普通のサラリーマン茶人のおろかな日々を綴っています。
ご一笑頂ければ幸いです。
筆者は坊主頭ですが毛髪の事情によるもので、寺とは関係ありません。

昨夜は三回目の剣道稽古。
で、いつものように一時間の素振りをやってんけど、この道場(スポーツ少年団)では、毎月、小学生の1人が交替でリーダーになって声出しをするねん。


リーダーになることで、大きな声も出るし、度胸もつくし、間違えたら恥ずかしいから頑張るやん❓


ほんで、その素振りなんやけど、色んな素振りがあるんや。

1.  正面素振り20本(頭上に振りかぶり、前に一歩で「面」、後に一歩で「面」。

2. 上下素振り20本(大きく背中まで振りかぶって前に一歩で床上まで振り下ろし、後に一歩で振り下ろす。

3. 跳躍素振り20本(前に飛び込み「面」後ろに飛び下がって振りかぶる。)

4. 股割り素振り20本(スクワットしながら面打ち)

5. 縦割り素振り20本(右足を大きく前に踏み込み「面」、戻って左足を大きく前に踏み込み「面」

6. 十挙動を二回(前、後、右、左、右斜め前、左斜め後、左斜め前、右斜め後、前、後と一歩づつ動き、それぞれで面打ち。面打ち10本を2回やから計20本)


全部足したら120本かあ。

これを10本打つたびに10〜20秒ほど休みながら続けていくんや。

全力でやったら、これだけで汗だくになるわ^ ^

こんなんも独りやったら絶対出来へん。

皆んなでやってるから出来るんや。

、、、、、、、、、

この日の先生のお話で面白かったんは、丹田(たんでん)の話。

丹田と言うのは、へその下、指4本くらい下の場所の事で、武道では、ここに「気」を溜めて、放出することで大きな力が出せるというんや。

それに加えで、剣道にはもう二つの丹田があるんやて。

「どこやと思う❓ヒントは身体の中心です。上丹田とも言います。」

私は「みぞおち❗️」って答えたんやけどハズレ。

正解は「眉間」^ ^

(へそ下は「下丹田」とも言うんやて。)


「じゃあ最後の一つは、どこでしょう❓コレも身体の中心です。」

私は「ノド❗️」って答えたんやけどハズレ。

正解は、「左足のひざ裏」

「中心ちゃうやん⁉️」

と思うたけど、細かいことは言わんとこ^ ^

要するに右足を踏み込み「面」を打つんやけど、打つのは左足を引き付けた瞬間なんや。

そう言えば初日に素振りの指導を受けた時に、この左ひざの裏の事を「ひかがみ」と言うて、とても大事な場所やて言うてはったなあ。


私は居合をやってるから、ついつい両膝を軽く曲げた「居合腰」になってまうねんけど、剣道では撃ち込みの際に引き付けた左足のひざは、次の動き(跳躍的な動き)に備えて伸びとかなアカンねんて。

居合腰も次の動きに備えての事やけど、跳躍的な動きは無いからかなあ^ ^

、、、、、、、、、

この日の後半の稽古で面白かったのは、「正しい面撃ち」と「声を出す練習」。


面撃ちは

1. 右足を踏み込みながら振りかぶる。

2.左足を右足に引き付けながら打ち込むと同時に「面❗️」と大声で発声。

この日の注意点はこれだけやけど、姿勢や竹刀の振り方もあるから結構難しいんや。


また、剣道は「面」とか「小手」とか「胴」と技名を(審判に聞こえるように)言うて、技が決まらんと「一本」にならへんから、大声出しは大事なんや^ ^


また、大きな声を出すのも、下腹(丹田)に力を入れなアカンし、呼吸法的にも理にかなってるんと違うかな。


その後で、「大声出し練習」

最初の人が「絶対勝てそうな相手」を指名して、二人並んで何度も面打ちをしながら道場の反対側の壁まで突進すんねん。

私は、たまたま隣に居た中学生の女の子とやることになってんけど、当然圧勝^ ^

そしたら先生が、

「女の子2人で安田さんに対抗しよう‼️」

それでも圧勝^ ^

「じゃあ3人で」

多分勝ったと思うけど、もうカンニンして、、、


それから先生が女の子達に

「もっと大きな声を出そう❗️(恥ずかしい気持ちを)吹っ切ろう‼️」

って言うてたのを聞いて、

「この大声や掛け声の奇声(キエ〜‼️とか、ヤァ〜‼️とか、トォ〜‼️とか言うヤツ)は、理性のリミッターを外す効果もあるんかな❓」

と思うたわ^ ^


こんな感じで楽しく稽古させてもらいました。

ありがとうございました^ ^