想い | 飲食店で成功と失敗を経験した虎 安田久のブログ by Ameba

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ご職業 会社員




ブログ楽しみにしてます!

実は社長と同じく私も飲食業界に身を置いています。

世は昨今からの未曽有の不景気。

当社も例外なく前年を大幅に下回っています。

やはり、お客様の財布の紐もきつくなり客単価もだいぶ下がりました。

そこで、低価格帯への業態変更を模索しているのですが、これが調理人から猛反発を受けているんです。

それと言うのも、安全・安心でこだわった物を出したいという想いと、料理人としてのプライドなんです。

その想いは大事にしてあげたいのですが、そうも言ってられない事情があります。

どうすれば説得できるでしょうか?



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難しい問題だね。

高単価のお店はミシュランで☆をもらったとか、超老舗で常連さんが付いているとかそういった要素がないと厳しい現状だと思う。

うちも前年比で見ても客単価落ちてるし、一部単価を下げざるを得ない店舗も出てきてるよ。
大手居酒屋チェーンも堰を切ったようにあちらこちらで値引合戦、○○○円均一居酒屋なんてざらに見掛けるし、中にはまるっきり業態変更かけたお店まで出てきてるよね。

でも、その全てが価格を下げて業績が上がっているかとそうではないんだよね。

そこが盲点であり、飲食業の難しさでもある。

ヴェヴレン効果とかスノッブ効果いうのがあるけど、人ってほんと勝手な生き物で、安さが売りの商品が横行するとそれと逆行するように今度は高単価の物や希少価値の高い物にニーズが沸くんだよね(笑)

ほんと商売って難しい(笑)

今は完全なデフレ時代へ突入したけど、単純に値下げすることが正解かというとそんなことはないし、あまりにも無謀な値下げは企業体力を下げることにもなりかねないよ。

この不況下毎日満席の高級店だってあるわけだし、不況不況といいわけばかりはできないと思うんだ。

あなたがおっしゃる通り、料理人のプライドがあろうがなかろうが売れなきゃ何の意味もないんですが、やはり、そういう原点とも呼ぶべき想いもないと乗り切れない部分もあると思うんだ。

これからの飲食店は原点としての志や想いは大切にしながら、今までの何倍もシステマティックな運営が求められていくと思うんだよね。

マーケティングもそう。

どんな店も今までのどんぶり勘定じゃ100%まず潰れる。

飲食業界もちょうど曲がり角に来ているのかもしれない。

そこで、取り残されないよう必死にもがくしかないよね。




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