長く続けていくこと | 飲食店で成功と失敗を経験した虎 安田久のブログ by Ameba

長く続けていくこと

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長く続けていくこと



HN=喜助 

ご職業 三代目




来春から今の仕事を辞めて実家を継ぎます。

実家は二代続く魚屋です。

がむしゃらに働く祖父、親父の背中を小さい頃から見ているので、果たして私なんかに三代目が務まるのやらと不安でしょうがありません。

このご時世ですし、今の常連さんがいつまで通ってくださるか・・・。

安田さんらしいアドバイスいただけますでしょうか。




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うちは創業して10年やそこらです。

恐らく50年以上続いているであろう、大先輩のあなたにアドバイスできる身ではないですよ(笑)

本当に恐縮です(笑)

僭越ながら同じ経営者として一言・・・。

一般的に10年続く会社(個人事業主含む)は1割弱、20年続く会社は0.3%、100年続く会社は0.03%(いや今はもっと低いでしょう。)と言われています。

そんな中規模はどうであれ何十年とご商売されていること自体私には尊敬に値します。

節目節目で紆余曲折はあったにせよ、きちんと地元の方に愛される店作りをただひたすらに積み重ねてきた結果なのだと思います。

世は昨今の金融危機に端を発した空前の大不況で今世界経済は冷え切っていますし、小資本の会社はどんどん潰れていっている厳しい状況です。

飲食業界においてもその傾向は顕著で、昔からの老舗割烹や高級業態は資金が立ち行かなくなり閉店に追い込まれることも日常茶飯事。

少し前まで流行っていた個室系ダイニングも今では閑古鳥が鳴いている店がほとんどだと聞きます。

その反対に低価格のベタこて系の店や、路面にトロ箱をおいて威勢の良さを演出している活気系居酒屋などのいわゆる低価格業態が主流になってきていますし、今後もその流れは加速していくでしょう。

うちも含めて状況は決して良くはありません。

ですが、企業として1年でも長く存続していくためにはそんなこといいわけにもなりませんし、やり切る以外何もないんです。

何十年続いていようが、そこで潰れてしまったら存在意義もないですからね。

お店を直接見ていないので具体的なアドバイスはできませんが、お店が長く続いているには必ず何がしかの理由が存在しているものです。

それが料理の味なのか、ご主人の人柄なのか、店の赴きなのか私にはわかりませんが、そういう小さいことの積み重ねがお客様に支持される要因になっていることは間違いないでしょう。

イチローもCMで言っていますが、「確かな一歩の積み重ねでしか、遠くへは行けない」、まさに企業もお店もその言葉通りではないかと思います。

商売にもビジネスにもこれと言った明確な正解はどこにもないんです。

だからこそ、ただただやるべきことを日々反復していく以外道は残されていないんじゃないかと思います。

今大繁盛している店、メディアに取り沙汰されている企業も、数年後同じ状態でいれることの方が少ないです。

商売とはそんなもんです。

こんな世の中だから、日々自分(企業・店)の武器をいち早く見つけて磨き続けていかなければ明日はないんでしょうね。

と、人にアドバイスしておきながら肝に命じておきます(笑)

お互いこれからが正念場ですが、ずっと存続していけるような会社にできるよう頑張りましょうね!



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