コンサルの必要性 | 飲食店で成功と失敗を経験した虎 安田久のブログ by Ameba

コンサルの必要性

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コンサルの必要性


HN=キルケ

ご職業 会社員



現在某大手コンサル企業にて働いております。

出向先は都内の飲食店なのですが、「お前に何が分るんだ!」と現場で怒鳴られているばかりです・・・。

確かに私は飲食店で働いたことはありませんが、より多角的により俯瞰的に現状分析ができると自負しております。

しかし、スーツを着て一生懸命作り上げた書類をテーブルに広げたところで見向きもされません。

私は今すぐにでもこのクライアントの現状を良くしたいと思っているのですが、なかなか協力体制を築けません。

具体的に何をすれば距離は縮まりますか?



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確かにそうかもしれないね。

経営者からしたら藁にもすがる想いでコンサル契約をしているんだろうけど、最前線である現場の社員からしたら

どこの馬の骨かもわからない人がいきなりスーツで現れて、あーでもないこーでもない言われても耳を貸す気にはなれないかもしれないね。

自分なりに店を守ってきた自負もあるし、ここでは新参者である君に何か言われても半信半疑になるのも理解できるよ。

いくら君が実績を残しているスーパーコンサルタントであろうと、素晴らしい現状レポートを作成してくれたとしても、最初はなかなか心を開いてくれはしないと思うよ。

そこから君たちコンサルタントの大事な仕事が始まるんじゃないのかな。

やれ現状ヒアリング&分析しました~、l決まりきった改善要項提示しました~じゃ真のコンサルティングとは言えないと思うよ。

いかに従業員と心を通わせて、改善に向けて従業員をモチベートするコミュニケーション能力もコンサルタントに求められる能力の一つだと思うよ。

そのためにはどこか上から指導する立場ではなく、真にクライアントの事を考え、どうすれば問題解決するのか一生懸命共にあれこれトライしていくことだと思うよ。

ただ、紙切れであーだこーだ説明されるより実際に現場で何が起きてるかは現場を見ないことにはわからないからね。

経験がないならないなりに皿洗い手伝って調理場の現状把握したりとか、ホール社員のおしぼり巻き手伝って不満や問題点聞きだすとか、素人なりにできること、誠意を伝えることはできると思うよ。

これはすごくストレスを感じることかもしれないけど、心を開かせようとするならばこれぐらいしないとなかなか良いチームにはならないし、君も受け入れてもらえないからね。

もちろん、コンサルにも会計やM&Aといった財務関係のコンサルもあるかもしれないけど、君のように現場に張り付いて業務改善提案を行うようなコンサルタントの方は、クライアントとの結び付きも強いと思うんだ。

だから、経営者から現場の人への落とし込みの度合いに期待するよりも、自分で開拓していこうという強い意志とチャレンジ精神が求められるだろうね。

気苦労も多いと思うけど、この仕事を選んだ以上切っても切り離せない問題ではあるから地道に頑張るしかないよ。

頑張れ!



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