気苦労
気苦労
HN=フォレスト
ご職業 会社員
私は現在大手企業のお客様相談室に勤めているのですが、後進の指導に大変苦労しております。
と言うのも、今の若い子達は他人から怒られるということにあまり慣れていないようで、自分の中で上手く割り切ることができないようなんです。
私にもそういう時期がありましたが、今では仕事として割り切ることができていますし、後進にも何とか踏み止まってほしいなとは思っているのですがなかなか・・・。
技術的なことはいくらでも教えてあげることができるのですが、私は精神論の指導が苦手でしたので、ぜひ安田様にご教示いただきたくご質問させていただきました。
どうぞ宜しくお願い致します。
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俺の知り合いにもクレーム処理のプロがいますが、やはり、お客様相談室の方というのは大変に苦労が多い部署であるようですね。
あなたが艱難辛苦を乗り越えて今のスキルや仕事との向き合い方を身に付けたように、時代背景など関係なく、等しく誰でも仕事として割り切るまでにはそれ相応の時間が掛かるでしょうね。
俺でもきっと、根を上げずに頑張れるのか自信はないです(笑)
たしかにあなたの言う通り、技術的なことはいくらでも教えてあげることはできると思いますが、どんな仕事においても大事なことは仕事への接し方や価値観だと俺は思うんですよ。
どんなに要領が良くて頭の回転が速くても、肝心のそこが抜けていたら上手に仕事と付き合っていくことはできないと思いますし、せっかく身に付けた技術も頭の中だけで消化してしまうだけのような気がします。
俺達のような者が後進に真に伝えていかなきゃならないことは、テクニック云々ではなく、自分がここまで至ったプロセスやどう考えたら苦しみ痛みを克服することができるのかということだと思うんですよね。
そりゃ時代によって働き手の価値観も移り行くとは思いますが、一番大事なことは不変であってほしいと思います。
同じ人間なんですから、誠心誠意話せば伝わることはしっかり伝わるもんです。
まずは酒でも呑んで、愚痴でも聞いてあげればいいんですよ。
そして、あなたの武勇伝を面白おかしく話してあげて下さい。
そうすればきっと、若い子達も「先輩にもそういう時期があったんだから、俺も私も頑張ろうと!」少しは思ってくれるはずです。
そんなに難しいことではないと思うので、トライしてみて下さい。
気苦労多いことと思いますが、応援してます!