医療 | 飲食店で成功と失敗を経験した虎 安田久のブログ by Ameba

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医療


HN=カルテル

ご職業 研修医



お話を一度聞いて頂きたく質問させて頂きました。

現在私は救命病棟の研修医として働いております。

社長様でしたら既にご存知かと思いますが、今医療の現場は深刻な人手不足で疲弊しきっております。

テレビドラマでやっているような綺麗事は一つもなく、特に私が所属しているような救急医療の現場は毎日が戦争です。

連日救急患者のたらい回しが報道されておりますが、あたかも私達受け入れ先が悪いかのような報道には正直うんざりしていますし、仕事をやめようかと真剣に考えています。

極端な話をしますが、今病院には担当医師が私しかおらず目の前には一刻を争う状態の患者がいて、これから同じく意識不明の重体患者が運ばれてくるといった状況の場合、社長様でしたらどういう判断をされますか?

少々オーバーに聞こえるかもしれませんが、こういう現状が日常で起こりうるんです。

私達も決して受け入れたくないわけではないのです、救命医として一人でも多くの患者を救いたいと思っているんです。

社長様にもこの現状をご理解頂き、勇気付けて頂ければ幸いです。




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私で良ければいくらでも話を聞くよ。

マスコミってのはほんと表層しか報道しないからね。

現状はあなたの言ってる通りだと思います。

やはり、これだけ暗いニュースばかり報道されてれば医者になろうと考えてる若い子達は尻込みしちゃうよね。

特に医療訴訟の多いあなたのような救命医や産婦人科医は慢性的に医師不足になるよね。

そりゃリスクもあって大変だと事前にわかってる仕事誰がやるんだよって話。

一昔前はあんなに花形の職業だったのに・・・。

これは医療に限ったことではなく、介護、農業、畜産業、そして我々のような飲食業にとっても深刻な問題だよ。

しかも、医療に携わる人間を輩出しようとすれば最低でも6年という長い年月と金銭的な負担が掛かるし、医師への間口を広げようとすれば医療の質の低下を招きかねないしね。

ちょっとやそっとじゃどうにかなる問題ではないよね。

国、自治体、教育機関、医学界、そして、治療を受ける私達患者側の意識、全てが同時並行で進んでいかないとなかなか解決することは難しいと思う。

こう言うのは何も、後ろ向きな考えではなくそれだけ問題の根幹が深いのだからみんなで知恵を出し合おうということ。

私達が病気をしても治療してくれる人がいなければ生活していくことはできないわけだし、みんなが最低限の診察マナーを守り、医師の立場に立って考える事も大事なことだよね。

ほら、中には救急車を私的な理由で使う大バカ者や、有り得ないクレームをつけて和解金を取ろうとしたり、診療費を踏み倒すようなろくでなしも実際いるわけだから。

まぁ、一番は大きい病気もせず健康体でいることが何よりだけどね(笑)

私に今すぐ何ができるかはわからないけど、正しい事実を知ることでたった一人だけど俺の意識が変わったわけだし、こういう風(ブログや周囲の人等)に事実が回り回って伝わっていくことが一人一人への危機意識につながるとは思うんだ。

事実を知れば問題提起⇒解決策⇒実践⇒改善という流れに結びつけることができるしね。

だから、あなたが今経験していることは決して無駄にはならないと思うし、あなたがこの苦しい状況を乗り越えた時にはきっと後進への大きな財産になるはず。

休みという休みもないだろうけど、少しでもあなたのような医師が多く生まれるよう立派なドクターになって下さい。

私は心から感謝してますよ、ありがとう。

頑張って下さい。



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