田舎の居酒屋の経営 | 飲食店で成功と失敗を経験した虎 安田久のブログ by Ameba

田舎の居酒屋の経営




田舎の居酒屋の経営


HN = びすとろ茶屋


ご職業 = システムエンジニア


はじめまして。

ぐるなびのセミナーの動画を拝見して、このページを探してメールをさせていただいてます。

私は今25で東京でシステムエンジニアをしているものです。

ご相談なのですが、千葉県君津市で今、親が経営している大衆割烹の店で「びすとろ茶屋」という店があります。 その店をもう一度、活気のある店にしたいと思っております。

料理としては、居酒屋のつまみ全般とそば・天ぷら・刺身・寿司などもやっております。特に目立った料理がないとも思っています。 お酒の種類が少ないのが難点だとは思っております。

立地としては駅から5分かからない場所ですが、田舎なので基本車を必要とする場所ではあると思います。酒の種類を増やす、立地問題に対応する等の改善をすることで、多少生き返る気もするのですが親ももうすぐ70になるので限界だと思います。

私がやるときに何か注意しておくことなどのアドバイスを何かしら頂けたら光栄です。

今年で、今の仕事は辞めて飲食に関する修行を1年ほどしたいと思っています。


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お若いのに実家の家業を継ごうと思っているなんて、

あちこちで後継者不足の声を聞くご時世の中ほんと感心します。

うちは銀座等の都心エリアを中心に出店しているから、一概に郊外店との比較はできないかもしれないけど、飲食店共通で大事なことは他店に負けないお店の「強み」を持つことだね。

例えば、「安さ地域ナンバーワン!!」とか「料理の味だけは負けない!!」とか「ロケーション抜群!!」とか、何でもいいからお客様にとってまた通いたくなるよう、他店と「差別化」していくことだよ。

うちの場合は「他じゃ食べられない新郷土料理」というコンセプトで、全国各地の郷土料理に独自のアレンジを加え、お客様に目で見て楽しんでもらえるよう盛り付けや提供方法にまでこだわっているよ。

君の店の場合だったら、リーズナブルな値段で本格的な手打ちそばが遅くまで食べられるとか、地の物を使った豊富な種類の小鉢が選べ、定食屋としても帰り際の一杯にも使える用途が広い店とか、お客様の選択肢に入れてもらえるよう何かしら仕掛けないとね。

あと、地方へ行けば車の使用率も格段に上がるから駐車場の整備はもちろん、運転代行サービスや送迎とかしてあげても親切だと思う。お店を直接見てないからあまり詳しいことは言えないけど、とにかく、何十年と続いてきた老舗割烹居酒屋であることは間違いないんだし、君に代替わりして今までの常連さんを手放すことがないよう、いい意味で変革を起こして欲しい。

やることはたくさんあると思うし、君もこれから現場で飲食のいろはをどんどん吸収していこう!道は険しいけど、いい店ができあがった時の喜びこそ飲食の醍醐味!!応援してます!