昨日は、月に1回の図書館での朗読会でした。
私は、今回セリフ3つだけ
三浦哲郎・作「盆土産」 に、出てくる、”隣の四年生・喜作”をやらせてもらいました。
(地の文+主人公、姉、祖母(最後の車掌の一言も兼任)、父、喜作 で、5人で朗読しました。)
3セリフだけですけど、だからこその緊張感~
1時間の朗読会の中の3作品目で、作品の途中にいきなり声を出すって、なかなか緊張します。
メインの朗読者の朗読と一体になっていないと、変に悪目立ちするし。
自分なりに、3セリフが作品の中で、効果的に生きるように考えてやってみました。
とりあえず、無事に役目を終えられてホッとしてます
で、図書館での朗読会の際、図書館の方が朗読作品の本を用意して下さるのですが、
この「盆土産」に、関してはこちらの本を用意して下さっていました。
中学2年生の国語の教科書です
(図書館で教科書も借りられるとは知らなかった。)
ちょうど「教科書に載った小説」と、いう本を先日借りて読んだばかり。
過信してはいけないとは思うけど、教科書に載るような作品なら、朗読にはピッタリじゃない
と、思っていたのです。
その分、誰もが知っている作品だったりもするのですが、パラパラとめくってみたら、知らない話の方が断然多い
借りて帰ってきました
早速読んでみたら、
国語の教科書って面白い~
現代文、古文、短歌、俳句、色んなジャンルが載ってるし、どう読み解くか、何を目的としているか、ただ作品を理解したりするだけでなく、自分達で、おすすめの本をまとめようなんてのもある。
下段には、わかりにくい語句の説明や時代背景なんかも載ってて便利便利
学生時代に、これをただ勉強って感じで捉えてて、楽しむ心を持ってなかったのは残念だなぁ・・・。
特に国語は、お昼の後だと眠くて眠くて・・・
今の子供達が、教科書の面白さに気づく事を切に願います
ちなみに、驚いたのが、
「盆土産」
地の文を読む方が女性で、主人公も「女の子」の感じで読んでいたので、完全に主人公は女の子と思い込んでいたのですが、
教科書の挿絵をみたら、なんと「男の子」ではないですか
改めて読んでみると、主人公については「僕」とも「私」とも、なければ名前も出てこない
作者は、もちろんどちらかを想定していて、あえて書いていないと思うのですが、
それを可能にしてるって、すごい~
こんな作品って、なかなかないですよね~。
・・・本番が終わった後に関心してしまいました