2025年12月 鬼怒川温泉近辺のパワースポットを巡ってきました。
その10.佐貫石仏 です。
中禅寺湖から流れてくる大谷川と鬼怒川が合流して、少し下ったところに佐貫石仏があります。
巨大な石仏は高さ18mの大日如来で、800年以上前に彫られたと考えられていて、国史跡に指定されています。石仏が刻まれている岩は観音岩と呼ばれていて、かつては大日如来ではなく観音菩薩が彫られていると思われていたようです。
石仏の上の方には「大悲窟」と呼ばれる小さな洞窟があり、鎌倉初期の銅版阿弥陀曼荼羅や青銅鏡が納められていました。
石仏の下にはパックリ割れた大きな岩があり、切れた注連縄がありました。この岩は立岩と呼ばれています。手前の石灯籠は後ろ側に享和3(1803)年と刻まれています。
立岩の後ろは洞窟になっていて、小さな石祠には観音菩薩が納められていました。
さっき駐車場で会った女性が上まで行ってきた、と言っていたので、行ってみます。観音岩の右へ行くと登山道っぽいのがありました。手前の岩には勝善神と刻まれています。
ここで合っているのかと思いながら坂を登ると、階段になりました。
稜線に出て左へまっすぐ登っていきます。
枯葉が積もって滑りやすい道を登っていくと、上の方が岩になっていました。
岩に登るとすぐ足元に鬼怒川が流れています。
西の方には男体山が山頂まで見え、大真名子・小真名子・女峰山はちょっと雲に隠れていました。
北の高原山は全容がバッチリ見えました。
往復15分程で観音岩から下りてきました。向こうには佐貫観音院があります。宇都宮の東海寺の別院で、聖観音菩薩がご本尊です。
観音院と観音岩の間に聖観音立像がありました。
白龍洞と書かれた柱の後ろに石仏や墓石のようなものがありました。
白龍洞にはお堂が入っています。向拝には白龍がいます。
お堂には仏像が納められていました。
お堂の後ろにはたくさんの石仏や五輪塔がありました。
来たときは何かの撮影をしていた人たちもいなくなり、急に寂しくなってしまいました。観音岩登山も含めて35分程の滞在でした。
【岩戸別神社】鬼怒川のパワースポットを巡る夫婦旅 その11 に続く・・・



























