2023年8月 五島列島の福江島を巡ってきました。
今回の旅は
・カトリック教会
・神社仏閣
・自然・展望
・福江市内
・ばらかもん
の5つのテーマに分けてみました。
【 神社仏閣を巡る旅 】
①巌立神社 [五島市岐宿町岐宿]
②濱窄神社 [五島市三井楽町濱窄]
③魚藍観音 [五島市三井楽町貝津]
④七嶽神社 [五島市玉之浦町荒川]
⑤大宝寺 [五島市玉之浦町大宝]
⑥白鳥神社 [五島市玉之浦町玉之浦]
⑦大山祇神社 [五島市玉之浦町玉之浦]
⑧五社神社 [五島市上大津町]
⑨明星院 [五島市吉田町]
⑩大円寺 [五島市大円寺町]
⑪八幡神社 [五島市下大津町]
⑫城山神社 [五島市池田町]
⑬観音寺 [五島市幸町]
⑭清浄寺 [五島市上大津町]
⑮善教寺 [五島市上大津町]
魚藍観音からR384を南下し、荒川温泉の手前を脇道に入り、川沿いの細道を山に向かって行くと、正面に七嶽神社の鳥居が見えてきます。
鳥居の先に舗装された広い駐車場があります。
駐車場から石段を上って、更に鳥居をくぐっていきます。
平守教とその郎党7人を祀ったのに始まる七嶽神社は、江戸時代初期の五島盛利の時代に社殿が造営されたようです。七ッ岳を崇める為に建てられたと思っていましたが、そういう訳ではなさそうです。
鳥居の先にも石段がありました。
最後の石段を上った先にある狛犬は普通の狛犬でした。
拝殿の向拝の蟇股には、平家の家紋である揚羽蝶紋がついていました。
蟇股の彫刻は透かし彫りになっていました。
周囲の格子戸から光が差し込み、拝殿の内部は明るい感じです。
一段高い所にある本殿の手前には、幣殿のこちら側と向こう側に狛犬がいました。こんな所にいるなんて、かなり珍しい配置です。
七嶽神社からR384に戻って更に南下していくと、海水浴場のすぐ近くに弥勒山大宝寺(真言宗)があります。大宝元(701)年に創建された古刹で、「西の高野山」と呼ばれ、日本遺産「国境の島」の構成文化財に去年追加認定されました。
当時の日本の最西端だった五島は遣唐使船の最後の寄港地となっていて、空海が唐から帰国した際にこの地に流れ着いて、日本で最初の真言密教の講演をここ大宝寺で行ったことから、大宝寺は真言宗に改宗して、「西の高野山」と呼ばれるようになりました。
山門の屋根にはシャチホコが乗っていました。
門の左右には金剛力士の石像があります。
山門の扁額には「西高野山」と書かれていました。
山門をくぐると正面に庫裏があります。
庫裏から横一列に建物が並んでいます。庫裏の前には、縁結びの石があります。
少し行った所に子安弘法大師像があり、その先に四国八十八ヶ所の石仏が並んでいます。
八十八ヶ所石仏の向かいに本堂があります。五島八十八ヶ所の八十八番札所、結願所です。
本堂に入ると、欄間の色鮮やかな彫刻が目に飛び込んできます。
ばらもん凧が掛けてありました。やはり五島に欠かすことはできません。
本堂の隣に不動堂。こちらは五島八十七番札所です。
突き当りに観音堂があります。
観音堂の前を右に曲がると言代主神社があります。
言代主神社の鳥居の手前の、狛犬の手前に牛の石像がありました。天神様だっけ、と思って、思わず扁額を見直してしまいましたが、牛をよく見ると、地元の肉用牛の生産組合が奉納したものでした。
この先に七福神の石像があったり、更に奥へ道が続いていましたが、ここで引き返すことにします。
【五島の寺社:⑥⑦ 白鳥神社・大山祇神社(アコウ)】 に続く・・・