水は健康の原点

水は健康の原点

何気なく飲んでいる水。この水パワーの凄さ。

Amebaでブログを始めよう!
 大腸菌という生き物は何万という実験に使われてきた大変役に立つ生物です。

 しかし、世界の知恵と富をどんなに集めても、大腸菌一つ作ることはできないのです。

 それは、大腸菌がなんで生きているのか、その生きているという非常に基本的なメカニズムについて、私達はほとんど知らないからなのです。

 これは現代の科学や医学がダメなのではなく、生きているということが細胞一つでもいかにすごいか、ということなのです。

 ですから、約60兆の細胞からなっている人間が生きていることはただ事ではありません。

 60兆とは地球人口60億の1万倍ですが、それが毎日けんかせずに寄り集まって活動しています。

 それに較べて、人間は歴史が始まって以来、戦争をやめたことが無いのです。

 なぜこのような小さな沢山の命が協調しながら見事に生きるのか、不思議です。

 細胞は自分を生かしながら、他の細胞の働きと協調して臓器の働きに協力します。

 臓器も自分の働きを保ちながら個体を生かします。

 心臓なら、一生一日足りとも休まず、文句も言わずポンプ作用を打ち続けているのです。

 これは遺伝子にプログラムされているからですが、この遺伝子のプログラムはどうやって作られたのか、ということについてはわからないのです。

 つまり生命研究の現場にいる私どもでも、命ということについては、ほとんど根本的なところがわかっていないのが現状なのです。

 その点で科学者は傲慢になってはいけない、と思っています。

 とくに命に関してはほとんどわからない、人間だけではカビ一つ作れないということを原点にして考えないと、教育も環境の問題も解決できないと思っています。

 人間は確かに他の動物にできないいろんなことが脳の発達のおかげでできますが、私達は生き物の一員であることを忘れてはなりません。

 科学技術がいかに進歩しても科学だけではわからないものが残るのでは、と感じています。

 大人が、「子どもをつくる」というのは傲慢な表現であって、38週間の間に、胎児は、生物の38億年の進化のドラマをくぐります。

 お母さんの1週間は、胎児の1億年に相当します。

 進化の長さからは。

 プログラムを読んだのは人間でも、遺伝子情報を書いたのは人間ではありません。

 大自然、なにかとてつもなく大きな存在、サムシング・グレート。

 わたしがわたしの実際にもっているDNAで、両親から生まれる。

 その両親に両親がいる。

 それがないと、細胞一個だってできない。

 わたしがそのように生まれるためには、連続100万回、100,000,000からひとつ当たるというクジを当て続けないと、できない。(1億に1回しか当たらないくじを100万回連続当選)


 「ありがたい」「おかげさま」「もったいない」という言葉は英語に訳せません。

 日本人はずっとこの言葉を言ってきました。

 「おかげさまです」というとアメリカ人なら「なにのおかげですか」と問い返すかもしれません。

 われわれには、太陽、大地、空気、すべてありがたいことで、もったいないことです。

 わたしの存在もまた、確率的にも「有り難い」事象です。

 わたしがここに存在し、あなたがここに存在すること自体がありがたい。

 すべての生物の親にあたるものを、サムシング・グレートと呼ぶようになった理由のひとつをこのように説明されました。



 本当に、胎児は、アメーバ?のようなものから、魚類(魚)、両生類(カエル)、は虫類(ワニ)、哺乳類(犬、イルカ)を得て、赤ちゃんの形になっている事を考えると、38億年の生物の進化を、この十月十日(とつきとうか)の間に潜り抜けてきたんだなという実感があります。

 イネの遺伝子暗号解読のプロジェクトを組んで、力を入れてきました。

 これは1万6000個あるイネの遺伝子をイネのゲノムから抽出し、それを99.99%の精度で読むものです。

 また、私が20年以上携わった高血圧の研究では、高血圧の引き金を引く酵素の遺伝子暗号を解読しました。

 どちらも大変な思いをした仕事ですが、最近のIT導入による遺伝子暗号の解読技術の進歩にはすごいものがあります。

 しかし、ある時もっとすごいことに気付きました。

 それは遺伝子が読まれる前にすでに書かれていたということです。

 ヒトのゲノムというのは30億ペアの化学の文字からなっていますが、これは大百科事典何千冊分という情報に当たるものです。

 これが細胞の中の核の中の染色体中に存在し、その重さは1gの2000億分の1のところに書き込んであるのです。

 しかも、ただ保存されているだけでなく、毎日働いているのです。

 遺伝子は体の中でおこるほとんどの反応に関与しています。

 遺伝子が正確に働かなければ私達は生きていけません。

 いったい、この暗号を書いたのは誰なのでしょう。

 もちろん、人間が人間の遺伝子暗号を書いたわけはありません。

 つまり、自然が書いたとしか言いようがないのです。

 この自然とは、目に見えない偉大で不思議な働きのことです。

 これは人間業ではなく神業です。

 しかし、科学者があまり神仏と言いますと、誤解されてしまうので、それを私は「サムシング・グレート」と15年位前から呼んでいます。

 サムシングというだけあって、それが何か、ということは永遠のテーマなのですが、大変グレートなのです。


 遺伝子暗号は4種の塩基配列、つまり4つの文字でできています。

 ゲノムではこれが30億個並んでいるわけです。

 でたらめにこれを並べるとすると、4の30億乗の組み合わせがあり、天文学の範疇を越える数字となるでしょう。

 ですから、単にでたらめに並べるだけで、人間のような精巧なものが生まれる確率はものすごく低いと私は思っています。

 偶然もあったと思いますが、ただ単に偶然だけでできるのか、というのが私の疑問です。

 科学的には証明できないが、私の心はそう感じています。

 私が「サムシング」と言っているのは、何かよく分からないから「サムシング」と言うのであって、キリスト教の人はキリスト教の神、仏教の人は仏教の仏として、いかようにもとっていただきたいと思います。

 生命の設計図は、でたらめに書けるものではないと感じています。そうであれば、意思のようなものがあったかもしれないと思っています。

 これを証明しろといわれたら、科学的には証明できません。

 宇宙には人間を作るような意思のようなものがあったのかどうか。