今朝の新聞を読んで思ったことを書いてみる。


津島淳会長から

「組織改革の一環として、意思決定の際の説明責任を明確化し、選挙に関するルール作りも進める」とあったようだ。


ぜひ進めてほしい。

今回の選挙でいろんなことが浮き彫りとなった。

改革しなくてはならない部分は、抜本的に改革し県民から信頼される公党としてその責任をきちんと負うべし。


さらに、個人的な考えと前置きした上で意見させてもらう。


○候補者選考に関して


今回の青森県知事選候補を選定する際、青森県内各支部の支部長、幹事長会議に始まり、総務会などの組織が一定の働きをしたと私は思っている。


自民党青森県連の一部で決められていた密室政治とも言える知事選候補者の選考課程に対し、青森県内各支部の不満が爆発した。

マスコミも大きく取り上げてくれた。

その結果として自主投票に落ち着いた経緯がある。

あれが無かったら密室政治が罷り通っていた。


この経験を踏まえるならば、今後は青森県内各支部の支部長、幹事長による投票によって候補者を選定する方法を取ってはいかがか。


青森県連内の一部役員で決めるのではなく、より多くの自民党員の意見を反映させた候補者選考にする、ということだ。


自民党に入党するメリットを感じていない党員は多い。


「せっかく入党したのに、自民党にいる意味を感じない」という声をたくさん聞く。自民党に入党したメリットを感じてもらうためにも候補者選考に携われる制度を構築してほしいと前から思っていた。


全県1区の知事選、参議院選のみならず、衆議院選挙にも使えるかもしれない。


現職優先なのかもしれないが、候補者を選定する段階から有権者の声を反映させた方が投票率も上がるのではないか。


なぜなら地元で人気のない候補者の場合、自民党を応援している人だと、「この候補に入れたくない」という心理が働けば投票に行かない。

そうなると投票率は下がる。


公認候補を決定する際に公募制を取ることも必要だけど、まずは第一関門として選挙区内支部の投票によって公認候補を決める過程があるとより有権者の声を反映させたことになるのではないか。


ぜひご検討ください。


○昨日の会議について


まずは昨日の会議の場面に、青森県選出国会議員全員が参加していなかったのは非常に残念である。
全ての青森県選出国会議員が揃って初めて総括が為されたと言えるはずだ。

それと対立候補の個人攻撃については、少なくとも宮下候補本人を含め、こちら陣営は一度も口にしたことがない。これは断言できる。


SNS上で小野寺候補を中傷するような文章が書き込まれていたのは私も読んだが、これはあくまで有権者の行動であって、公人である政治家の行動ではない。


ここで整理しておく。


自主投票を決めたのは自民党青森県連の国会議員である。


選挙期間中、その組織に所属する国会議員が、自らが応援する候補への思いが余っての行動なのかもしれないが、宮下候補を街頭演説で公に批判したことは事実だ。

このことが問題視されている。


「こちらが選挙妨害を受けた」と謝罪どころか真っ向から反論したのは本末転倒ではないだろうか。神田議員は事態の収束を願って謝罪したようだ。

大人だと思う。


幼稚な駄々っ子はどっちだろ。

いまだに「私は間違っていない。間違っているのはあなただ。」と責任転嫁しているその姿を見て、地元有権者は悲しむのではないのか。


選挙期間中、八戸尻内でのやりとり。

神田議員の木村氏に対する抗議行動によって、マスコミが取り上げてくれた。

このことにより八戸の有権者は地元選出の神田さんが分断を避けるための行動をしてくれた、と事実を知ることができた。


この一石を投じる行動により「正しいことは何か」という波紋が広がり、問題提起となり、有権者の関心を高めたことも事実である。


知事選挙は終わったが、自らの後始末をきちんとできない政治家は、今後全ての行動においても同じようにすることが予想される。政治家としての評価は死ぬまで付いてまわるだろう。


選挙によって結果を出すのが民主主義だ。

次期衆議院選挙で有権者の判断を仰ぐことになる。