お元気ですか?
一日一善
Jさんこと服部康弘です。
そんな、戸締り用心火の用心ブログ『こまるこらむ』とはココのことだぜっと!
前々回のブログで、無知ながら「ドラマ」について語ってしまい、
前回は、『ウイングマン』についてキモさ満載で、その期待を語りましたが、
その期待の『ウイングマン』の前に、
「TV」という媒体ではなく、「配信」というカタチとなりますが、
とてもたのしみにしていたドラマを観ました。
『極悪女王』、観ましたっ!!
先週は6連勤→そのまま夜はお祭り→次の朝は自治会代表で防災訓練参加と、
ハードスケジュールだったので、“一気観”は控えて、1日1エピソードで我慢して。
といいながら、さすがに4話→5話だけは我慢できずに続けて観てしまった…。
もう、凄く話題になっていて、世の中でも絶賛されていましたけど、
間違いなく、すごい作品でしたねっ!!
「極悪同盟」「クラッシュギャルズ」というと、我々にはドンズバの時代で、
社会現象のように盛り上がったのが、小学校高学年の時。
前回語った『ウイングマン』と同様の時代、多感な時期です。
『炎の聖書(バイブル)』は、今でもカラオケで歌う数少ないレパートリーの1つです。
我々世代のプロレスファンにとって「タイガーマスク」が“プロレスの入口”ならば、
「極悪同盟」「クラッシュギャルズ」は我々世代の“女子プロレスの入口”でした。
なので、数多くの「今はプロレスファンではなくなった」我々世代の方にとっても、
当時の熱狂ぐあいを再熱させる、そんなドラマなんだと思います。
うんまぁ~、あの頃はすごい時代でしたっ!
オイラは“その頃”からずっとプロレスファンでい続けていますが、
実は「女子」に関しては、この後の「対抗戦時代」のブームをピークとなり、
“今”の「女子」は正直いってあんまり観ていないんです。
「女子」は最近の選手はあんまり知らないし、あんまりハマらないんです。
それはハッキリいって、当時の『全日本女子プロレス』が凄い過ぎたからです!
「男子」同様、「女子」もプロレスの技術は間違いなく向上していますが、
『全女』は今の時代ではできないことをやっていた。やっちゃってた!
要は、オイラの中では『全女』を超える女子プロレスって、ないんです。
ナニしろ「全女がイチバン!」なんです!
これって、このドラマを観たら理解してもらえるかもしれません。
この当時の「再現」が凄かった!
レスラーの水着、沢山居る観客一人ひとりまでの服装、細かな小道具、
それら全てまで、細かい部分まで“こだわり”を見せてくれました。
例えば、解散後建物は取り壊され、跡地は駐車場になっている全女の事務所兼道場。
跡地の駐車場を借り切って、撮影用に同じような建物を建ててしまったって!
おいマジかっ!Netflix!資金力恐るべしっ!
そして、その意気込みを感じました!
意気込みといえば、
ゆりやんレトリィバァさん、 唐田えりかさん、 剛力彩芽さんをはじめてとする、
演者の皆さんの、観ればとんでもなく努力されたことが伝わってくる演技。
凄かったですねぇ~。
唐田さんなんて、以前は正直いって”みれた演技”じゃなかったじゃないですか、
でも、今回少なくとも「ヘタ」とは一回も思わなかった。
いろいろあったようですけど、この作品で間違いなく「カブ」をあげましたね。
やっぱり演者さんからも、その意気込みを感じました!
本当にすごかったっ!!
ただぁ!
ココからは、プロレスファンだからこそこのドラマをよりたのしめた、
一方で、
プロレスファンだからこそ気になっってしまったコトを語りますが、
まず、プロレスシーン。
長与千種監修のもと、演者さん一人ひとりが本当にとても努力されたと思います、
本当にすごかった!
と思う反面、
プロレスってこんなモンじゃない!とも思います。
俳優さんがプロレスシーンを「再現」させた、悪い言い方すると「マネ」であって、
ホンモノはこんなんじゃない。
本物のプロレスでこんなの見せられたら、間違いなく「ダメなプロレス」です。
演者さんの努力、「演技」はすごいですが、
それは“プロレスシーン”として良いのであって、
これが、ホンモノを変わらない、同レベルの「プロレス」だとは思ってほしくない。
プロレスってこんなモンじゃないっ!!
そして、もう1つ。
これはプロレスファンの中で、賛否の「否」として多く反応がある、
勝敗が決まっているような、俗にいう『ブック』がある前提の話になっている点。
コレは、プロレスファンとしては黙ってられないトコです。
プロレスに対していろいろな見方があると思います。
“裏”でどんなことがあるのか?わからないじゃないですか。
長年観続けてるオイラでも、知らないこと、見えないことって沢山ある。
そもそも『ブック』なんて言葉は業界内では存在しなんてことも言われてます。
そんなの、もちろんオイラもわからないし、関係者しか知りえないことで。
誰が言ったのか?誰から聞いたのかもわからない情報で知った気になって、
『ブック』がどうのこうと、知ったかの評論家気どりでプロレスをみる人も居ます。
まぁ、そんな見方をする人も含めて「プロレス」の一部であるんですけどね。
ドラマで「勝敗が決まってる」こと、コレをプロレスとイコールにしてほしくない。
これは、あくまでもこのドラマの世界の話であるということ。
ココまでよく「再現」されているドラマだから、
このドラマのことがイコール現実だとカン違いしちゃうかなと思うけど、
これは物語でのことであって、これが「真実」ではないということ。
「真実」だとは思ってほしくないんです。
ジャガー横田さんもYouTubeで、劇中の自身も言葉も「言ってない」と言ってるし、
「勝敗が決まっている」=八百長に関しては「ふざけないで!」と否定してますね。
(そもそも劇中のようにジャガーさんが長与さんに負けたことはないそうです。)
いってしまえば、プロレスの「真実」なんて、関わっている人にしかわからない。
そこがおもしろいんですよね、プロレスって。
でも、そのプロレスを観て感動するその気持ち、それは紛れもない「真実」です。
今回は「ドラマ」という性格上シロかクロかはっきりさせなきゃ話が成り立たない。
『極悪女王』では『ブック』があるという前提でのドラマになっていますが、
この沢山の人が観るであろう人気ドラマを観て、
知らない人が「やっぱりプロレスって八百長なんだ」とは思ってほしくないんです。
要はですね、ホンモノのプロレスを観ようぜ!ってことです!
この『極悪女王』を観て、プロレスを観てみようと思う人が、
プロレスに興味を示す人が増えてくれれば良いなと願ってます。
絶賛しながら、批判的なことも語ってしまいましたが、
この『極悪女王』がすごいドラマであることは間違いありません!!
そして、ダンプ松本というレスラーの偉大さ、
長与千種&ライオネス飛鳥「クラッシュギャルズ」の凄さ、
改めて思い知らされました!!
この3選手だけでなく、リングに上がるレスラーにはそれぞれ物語がある。
一人ひとりが映画・ドラマになっちゃうほどのドラマがある。
やっぱプロレスはおもしろい!!
一番スゲェのはプロレスなんだよ!!
本日10月1日はアントニオ猪木さんの命日
おやすミンミンぜみ。