先日、古本屋でバガボンド1~30巻セットが1400円で売っていたので、

購入しました。(1冊約47円程です。)

単行本は37巻まで発売されていて、現在連載は休載中です。

「バガボンド」という言葉は「放浪者」という意味のようで、

宮本武蔵の小説を原作として(主人公:宮本武蔵)

スラムダンクなどで有名な井上雄彦先生が描かれている漫画になります。

 

 

以前に、

☆漫画バガボンドに瞑想の説明が描かれている

☆集中状態に入ると五感の情報がクリアーになったり、

 周囲の動きがスローモーションに見えたりする

というような内容を書いたことがありました。

 

かなり久々に改めて漫画を読み始めたので

以前より、解説をもう少し分かり易く書いてみようと思います。

*話のネタバレが無いように、瞑想に関連しそうな箇所を

 記載しますが、多少話の内容が分かってしまうこともあると思うので

 もし、これから読みたいと思われている方はその辺りを御了承ください。

 

瞑想の知識などが無くても、漫画として楽しめると思いますが

ネットで検索してみると、バガボンドは「悟り漫画」などの書き込みがあります。

気付いて読んでいる方もいらっしゃるのだと思います。

昔、ジャンプに「ヒカルの碁」という漫画が連載されていました。

碁の知識がある読者は少なかったと思いますが人気がありました。

専門知識が無くても面白い漫画を、

知識有りの状態で読んだら更に面白くなると思います。

バガボンドも瞑想の知識有りで読むと更に面白いのではないかなと思います。

 

感情や感覚に囚われずに、心をクリアーな状態にしたほうが

周囲の全ての物が同時にクリアーに見えたり、

周囲の全ての音が同時にクリアーに聞こえたりします。

瞑想で感情・感覚を抑えたり、思考を止めたりする訓練をします。

 

座禅修行をしていた侍もいました。

恐怖や殺気を制御して精神をクリアーにするほうが

よく見えて、よく聞こえて、気配もよく感じることができるので

より強いということになります。

 

 

      沢庵(お坊さん)が武蔵に説明する場面です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵入りは分かり易いです。

セリフの説明も凄いと思います。

投げられた砂利に心をとらわれて、腹部が見えていなかった

ということですね。

 

序盤の武蔵は、殺気と豪腕の剣で戦っていて、

話の途中から平静を維持した戦い方を覚えて

元々持っていた剣の技術に冷静さが加わっていくという流れです。

 

 

      槍の胤舜(いんしゅん)との戦いの場面です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いの最中も冷静さを維持することで、

相手も周囲の状況もよく見えるという描写がされています。

集中状態を絵とストーリーを含めて説明してくださっているので

とても理解し易くて面白いです。

 

バガボンドは瞑想勉強の参考になるかもしれません。

 

お寺の瞑想や、ティクナットハンさんの本でも

歩行禅などでこのような説明がされています。

瞑想の集中状態のまま歩行する練習をするということになります。

それを発展させて御飯を食べながら瞑想するなど

日常生活を集中状態で行う練習をするということになります。