杏里のコンサートに足を運ぶのは初めて。
会場に足を運ばれた方々は、私と同年代か年上が多いように見受けられた。
二階席から双眼鏡を覗くと
前半はナチュラル志向とでもいうか、白の衣装と、オペラっていうのかな、長い首飾りをしていた。中盤「コットン気分」からは派手な赤と紺の衣装になり、ダンスも軽やかだった。
アンコールの3曲は爽やかブルーのトップスだった。
ラストの「思いきりアメリカン」は会場の大勢と共に口ずさんだ。
♪わたしは気ままな風
だからさりげなく手をふるわ
これであなたにさよなら
口ずさみながら、うかつにもほんのちょっとだけ涙し、ブルーのシャツの自分も大きく手を振った。
書いた言葉だけで長くやりとりしている女性がいる。
11月に初孫が生まれると言っていた。
やりとりをしばらくやめたいと記してきたのはお盆の頃だった。
次第に相手からの返信ペースがゆっくりになった。
自分が返信を書いてから1週間が経った一昨日だったか昨日だったか、既読がついた。返信はまだない。
ちょっとだけの涙にはそんなわけがあった。



