● 雨の日にエナメルパンプスはダメですよ!!!!
本格的な梅雨のシーズンですね
革靴にとって、雨はとても難しい判断が必要な状況なのです
某情報サイト「の全て」では、「雨の日はエナメルパンプスを!」とオススメしています
よく読めば、合皮のエナメルならば、雨の日に安心という記事です
合皮は表面に気孔がないビニール靴を簡単に作れるので、雨の日に最適です
しかし、本革のエナメルは雨の日は絶対ダメです
「えっ~、雨の日用にエナメルをわざわざ履いてる、ていうか、エナメルがいいって記事を何かで読んだ気がする」
そうおっしゃるお客さまがとても多いのです
「の全て」の記事を細かく読むと、防水処理したものや、合皮のものをオススメしているのですが、写真は、TOD's(トッズ)の本革のエナメル靴を使ったりしています
読者が誤解してしまうのも、無理がないような構成になっています
防水加工して、光沢を持たせた素材も確かにあります
その場合、傘マークの防水処理してある表示があるはずです
基本的に革の表面をエナメル樹脂(ウレタン系樹脂)の皮膜でおおっているのがエナメル革靴
このウレタン系の樹脂には、水の分子は通さないけれど、水蒸気の分子は通す小さな穴が不均等に開いています
だから、雨粒はハジクけど、水蒸気は革の下に染み込んでしまいます
革の下に染み込んだ水蒸気は、拭いても取れない曇りとなってしまいます
黒のエナメルが、磨いても取れないシミシミになる原因の大半が、この蒸気の浸入です
だから、この「の全て」の記事はとても誤解を招きやすく、多くの不幸な結果を生みかねません
本革のエナメル靴は、雨の日はダメですから!!!!
本格的な梅雨のシーズンですね
革靴にとって、雨はとても難しい判断が必要な状況なのです
某情報サイト「の全て」では、「雨の日はエナメルパンプスを!」とオススメしています
よく読めば、合皮のエナメルならば、雨の日に安心という記事です
合皮は表面に気孔がないビニール靴を簡単に作れるので、雨の日に最適です
しかし、本革のエナメルは雨の日は絶対ダメです
「えっ~、雨の日用にエナメルをわざわざ履いてる、ていうか、エナメルがいいって記事を何かで読んだ気がする」
そうおっしゃるお客さまがとても多いのです
「の全て」の記事を細かく読むと、防水処理したものや、合皮のものをオススメしているのですが、写真は、TOD's(トッズ)の本革のエナメル靴を使ったりしています
読者が誤解してしまうのも、無理がないような構成になっています
防水加工して、光沢を持たせた素材も確かにあります
その場合、傘マークの防水処理してある表示があるはずです
基本的に革の表面をエナメル樹脂(ウレタン系樹脂)の皮膜でおおっているのがエナメル革靴
このウレタン系の樹脂には、水の分子は通さないけれど、水蒸気の分子は通す小さな穴が不均等に開いています
だから、雨粒はハジクけど、水蒸気は革の下に染み込んでしまいます
革の下に染み込んだ水蒸気は、拭いても取れない曇りとなってしまいます
黒のエナメルが、磨いても取れないシミシミになる原因の大半が、この蒸気の浸入です
だから、この「の全て」の記事はとても誤解を招きやすく、多くの不幸な結果を生みかねません
本革のエナメル靴は、雨の日はダメですから!!!!