V6プラス・NTTホームゲートウェイでWOL&リモートデスクトップ(その2) | 男、五十にして十有五とさして変わらず・・・

男、五十にして十有五とさして変わらず・・・

ついに50歳!ところがふと我をかえりみると、15歳の頃とやることなすこと変わってないじゃないですか~(もちろん見た目はしっかり変わってますが・・・)そんなオヤジの(懐古中心)つれづれブログです。

 前回の続きです。

 

 とりあえずHGWの設定を見直します。

 

 まずはポート開放の設定。「静的NAPT設定 」の値を再度確認しましたが、間違いはないと思われます。

 

 次にパケットフィルタの設定です。参考サイトとよく見比べると、参考サイトのほうでは宛先アドレスにサブネットマスク「255.255.255.255」を入力しています。
 もしかしてこれか?と言うわけで、宛先アドレスに「192.168.***.255/255.255.255.255」と入力し、設定をクリック。

 ハイ、エラーいただきました~。「宛先のフォーマットが不正です。マスク長指定する場合はxxx.xxx.xxx.xxx/xx というフォーマットで入力してください。/の後ろには1~32までの数字を入力してください。(E0505)
 あっ、そっちか(笑)。プレフィックスですね。なので「192.168.***.255/32」と入れなおして「設定」。

 OKです。
 パソコンをシャットダウンして、パケット送信!

 

 シ~~~~~~ン ・・・・・・・・・・起動しません。

 

 全然分からないんですが、とにかくやってみれってことでサブネットマスクを「24」(255.255.255.0ってことです)でチャレンジするも撃沈。

 

 そこで、ふと閃きました。もしかしてファイアウォールじゃないの?と。
 リモートポートと同じようにWOLポート用の受信規則を設定します。リモートと違うのはプロトコルを「UDP」にするのと、当然ですがポート番号はWOL用ポートの番号での2点。
 よしっ、シャットダウンからのパケット送信!

 

 起動しません

 

 もうかなり諦めかけてます。
 そもそもマジックパケット通ってるのでしょうか?
 ということで、一度ユニキャストしてみました。パケットフィルタの設定はそのまま(192.168.***.255/32)で、「静的NAPT設定 」の「宛先アドレス」を対象PCのローカルIPアドレスに変更です。
 そしてシャットダウン、パケット送信。

 

 ・・・・・・・・・・ウィ~~ン!!起動しました。

 

 これってそう言うことですよね。ブロードキャスト出来ない仕様ってことですよね。
 でもHGWの型番で調べてみると、WOL対応ってなってるんですよ。ブロードキャストするには設定の「WAN→LAN中継機能」を有効にすれば良いとか書いてあります。
 なので通常の設定画面を開きます。「192.168.1.1」のほうです。メニューを全部開いてみましたが、「WAN→LAN中継機能」はありません
 そうです、要するにV6プラス接続ではWOL機能は使えない仕様のようです。詰みました。
 \(^o^)/オワタ

 

 って言うか、ブロードキャスト出来ない仕様ならブロードキャストアドレスを設定しようとしたところでエラーではじいてくださいよ!すんなり設定できたから行けると思うじゃないですか。

 


 と愚痴ったところで仕方ありません。結局HGWの設定だけでは無理で、別のやり方にするしかないことが判明しました。

 

 即座に思いついた方法は三つ。

 

 その1、WOLは諦めて、PC立ち上げっぱなしにする。→不経済なので却下
 その2、以前のルーターをHGWに接続、ダブルルーターにして私のPCのみIPv4 PPPoE接続にする。→高速接続の恩恵が私だけ受けられないのはイヤ、却下
 その3、WOLリピータなるものを使う。これは良いかもと思ったが、調べてみると製品として入手するのは困難だし、自作するにもそこそこコストはかかりそう。→とりあえず保留

 

 そんな訳で、なにか他の方法はないかネットを色々と見ていると・・・。灯台元暗し!デフォルトのリモートポート変更、ファイアウォール設定で参考にさせていただいたこちらのページの「ルータの設定」のところが目に留まりました。
 NECのルーター「Aterm WR8700N」でのやり方と書かれていたのであまりよく読んでなかったのですが、あらためて読んでみると、このルーターはLAN内にマジックパケットをブロードキャストする機能があって、ブラウザでアクセスしてWOLできるということのようです。
 あっ!そういえば自宅に今は使ってないNECのルーターがあったはずです。型番は覚えていませんが、WR8700Nで検索してみると見た目はほぼ同じです。

 

 早速ルーターを家から持ってきました。型番は「WR8370N」でしたが、同じ機能が付いていました!これで解決できそうです。

 

 まずルーターをアクセスポイントモード(ルーター機能を停止)にしました。ルーター裏側のスイッチをAPにするだけです。そしてLANケーブルで接続。アクセスポイントモードの場合はローカルIPアドレスが「192.168.***.211」になるのでブラウザで設定画面へ。無線LANは必要ないので停止して、あとは先ほどの参考ページの通りに設定します。

 

 次はHGWのWOL用ポート開放設定を変更します。ブラウザで「http://192.168.1.1:8888/t/」を開き、「静的NAPT設定」でWOL用ポートのほうを次のように変更しました。

 「対象プロトコル」はブラウザでアクセスするので「TCP」に変更。「公開対象ポート」「宛先ポート」はそのまま。「宛先アドレス」はWR8370Nのアドレスなので「192.168.***.211」です。
 パケットフィルタの設定はおそらく必要ないと思われますので削除。

 

 最後にファイアウォールの設定を。

 WOLポート用に作った受信規則のプロトコルをUDPからTCPに変更しました。

 

 さて、テストです。PCをシャットダウン、スマホでブラウザを立ち上げて「グローバルIPアドレス:WOL用ポート」をアドレスバーに入力。
 来ました~。IDとパスワードを入力しろ画面が。
 PCリモート起動機能で設定したIDとパスワードでログインすると、めちゃ小さくて見にくいですが起動画面が現れました。

 で、右端の「起動」をタップすると

 

 ・・・・・・・無事起動~!!

 

 やりました。なんとか目的は達成いたしました。
 ブラウザを使うので今までのやり方(マジックパケット送信アプリを使用する方法)に比べると若干手間ですが仕方ありません。ブックマークのショートカットをホームやデスクトップに置いておけばそれほど煩わしくはないので良しとしましょう。

 

 以上で「V6プラス・NTTホームゲートウェイでWOL&リモートデスクトップ(ルーター越え)」は終了でございます。
 何のことかさっぱりという方もいらっしゃるでしょうが、大丈夫です。実は私も本当はよく分かっておりません。www

 

 出来たからいいんです。