両国予備校 少子化で浪人生激減、8日に閉鎖
医学部や歯学部、薬学部の受験準備で知られる「両国予備校」(東京都墨田区)が、8日の授業を最後に閉鎖された。少子化の影響で浪人生が激減し、経営が成り立たなくなったためで、新年度の生徒募集を停止した。有名予備校の閉鎖は、2000年に予備校業務から撤退した「研数学館」(東京都)以来。老舗予備校は設立から30年で幕を閉じることになった。
両国予備校は1975年に医学部や歯学部、薬学部の受験予備校として発足した。ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)で昨夏まで受験講座を放送し、81年には大阪校(東大阪市)を開校。86年には文系学部受験科も設け、総合予備校になった。東大、京大など国公立大の理系学部、医学部、早大、慶大にも合格者を出した。
91、92年のピーク時には生徒数が5000人を超え、講師も200人以上になった。JR両国駅前を中心に16棟の校舎や30カ所以上の寮を造ったが、年々生徒が減少。現在は500人ほどになり、校舎も相次いで閉じてきた。
社会人向けの講座開設や現役生の受け入れも検討したが、他の大手予備校と競合することなどから断念した。さらに文部科学省の推計によると、現在13万人余りの浪人生が08年度には2万4000人にまで減り、大手予備校「河合塾」の医・歯学部専門の校舎も今春にできるため、「使命を終えたと判断した」という。
同予備校の「国公立大2次試験総仕上げ特訓」の講座は8日に終わり、大阪校も同時に業務を終了した。現在在籍する受験生が入試を受けているため、寮は3月10日まで続ける。講師や事務職員計約70人は、他の予備校に紹介したり、ハローワークを通じて再就職をあっせんしているという。
同予備校の桜井美弘理事長は「頑張ればまだ2、3年は続ける体力はあるが、それで赤字を増やすよりも『役割を終えた』としたい。残念だが、やむを得ない」と話している。
両国予備校の閉鎖について、大手予備校の代々木ゼミナール関係者は「少子化の影響は受験界にとって予想以上に深刻。社会人向けの資格試験講座を作ったり、現役生を大幅に受け入れないと生き残れない」と言う。【澤圭一郎】
(毎日新聞) - 2月10日17時14分更新
英語事業進めてる傍らで、こんなことが起きてると敏感になりますわ。
CMでも両国は良く聞いていたからなぁ。
経営以外にも、少子化が原因にあるんでしょう?
大学は国公立も私立も苦戦を強いられている。
子供は減る一方ですが、いわゆる難関・名門の私立小学校や中学校の倍率は決して下がらないどころか、じりじりと上がる一方。
総じて少子化で困らないのは「難関校」である、と。
試験を必要としない公立小中学校や「難関校」ではない国公立・私立校は縮小方向へ、特に私立校は熾烈な生き残り合戦へと突入。
すると、ねらい目は「大学受験」より「お受験」だな。
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