こんなこと書くと、怒られるかな?
中学受験を恋愛に見立てるなんて不謹慎かもしれない。
ただ、彼女は話しているうちに泣き、カタルシスはあったのだと思う。
その後も僕らは友人関係が続き、日常が過ぎていった。当時、僕は別にいいなぁと思っている人がいたしね。彼女もそのことを知っていた。
でも、気づいたら、僕は彼女と付き合っていた。周囲は僕が彼女のことを好きに違いないと思っていたらしいけど、絶対無理とも思っていたらしい。
あれっ、なんか好きかも。なに?どうして?分からん。全然、好みやないし。
こういう好きのなり方ってあるんだ。なんだか、僕は混乱していて、何がなんだか分からなかった。
たぶん、僕の恋愛観を根底から覆すものだった思う。これが、人を好きになるということなんだ。そう思った。
昨日より今日、今日より明日の君が好き。
それがたぶん偽らざる気持ちだった。
2023年9月
そんな時、僕はふと、
「あれっ、これなんかに似ている」
と思った。
そうか、あの時だ。
少しずつ知り、知って好きになる。一目惚れではないけど、なんだか少しずつ好きになっていく、そんな感じ。
あの頃も、彼女から、いけずなことされて辛かった時もあった。
だから、あれっ、この学校を好きって言ったのに勘違いだったかもと思うことはこれからあるかもしれない。けど、少しずつ、少しずつ、学校を好きになるっていうのもいいな。こういう好きのなり方ってあるんだなと思ったことが学校にも当てはまるのかもしれない。
入学前に情報を集めることには限界はあるし、先生や同級生、先輩、後輩のことは入らないと分からない。
どこか目を瞑って、えいっ、と飛び込む必要はある。
保護者となって文化祭に参加して色々見えて来るものが変わったかな。
一目惚れも良いかもしれないけど、少しずつ好きになるっていうのも。。。
おわり
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