最も古い宿として有名なホテルから、山道開始です。
巨大な山々をぬうようにワインディングが続きます。
木が生えていないので、遠くに面白そうな道があることがよーくわかります。
興奮して走り続けてしまうので、いいワインディングでは写真が減ってしまいます・・・

自転車ライダーの教えてくれた峠の頂上の駐車場を発見。

ここからクイーンズタウンを見下ろします。

が・・・感動の風景というよりは荒涼としたという感じの木の少なさです。
ただこの山々をぬって行く道が、どれだけ曲がりくねって続くか想像するとワクワクしてきます。
そしてそんな楽しい道だと興奮して走ってしまうので写真を撮らずにすすんで・・・
クイーンズタウンに到着。

もともとライダーが寄っても面白くない町と聞いていたので、まず湖畔を走ってみます。
ここはワカティプ湖です。

道を間違えたようで、すぐ道の終端に来てしまいました。
道の終わりの公園にこんな巨木が一本。

ちょっと気持ち悪い見た目。

街に戻り公園の歩道にバイクを停めます。

通りすがりのインド系の人に「ここに停めても違反にならないかな?」と聞きて、「大丈夫だと思うよ」との返答。
地元の人かわからないのに聞いても気休めです。カリフォルニア走った時は、歩道に停めたら違反切符が貼られました。その時はナンバーついてない車両だった(レンタルハーレーなのに)ので請求来なかったですけど。

公園はこんな感じ

公園の写真を撮っていたら、クラシックコルベットのドライバーがお辞儀してきた。自分が撮られたと思ったのかな?せっかくなので本当に撮ってあげようとパシャ

街を歩いてみます。 

日本人のお店もあったので、日本語で明日の天気を聞いておきます。
「低気圧が明日来るから悪くなるわよ」
こちらの人に天気を聞くと”低気圧”が必ず聞こえてきます。
どうも低気圧が来るとそれぞれの地域で決まった現象が起きるようで。雨や風の強さを表現するより「低気圧が来る」と表現したほうがわかるようです。その現象は激しく明らかなので自分も最後にはわかるように・・・

クイーンズタウンを開拓した人の銅像だそうです。
羊がいるのが愛嬌たっぷりです。

ショッピングするわけでもなく、ボートに乗るわけでもなく、デートするわけでもなく、アイスを食べます。港のいい場所にあるアイスクリームショップへ。 

なんとかナッツチョコ

コーンがタフです。これが昼飯。
食事中の風景はこんな感じ。

オフロードバイクレンタルショップがあったので、舗装されていない山道を抜けてミルフォードサウンドまで近道できるか聞いてみます。
「あぁ、あなたのバイクじゃ無理よ」
丁度、泥だらけの思いっきりオフロードライダーが目の前を山側から帰ってきました・・・こりゃあ本格的オフロード過ぎる。山道はあきらめて凄い遠回りな国道を進みます。

すると前の車にパンツが・・・

中の2人はもしかして・・・と思ったら海パンだわね。
そんな余興をスタートに絶景ワカティプ湖畔ワインディングが始まります。

35km/hコーナー

こういうタイトなコーナーが気持ちいい。
ニュージーランドの路面は国全体で安定していて安心してコーナリングできます。
補修や陥没のデコボコなし。マンホールなし。
しかもほぼ全部のカーブがバンクしているので、日本で走る1.2倍ぐらいのスピードでもぐんぐん曲がります。

途中、村が現れスピードは80km/hに 

そして村を出るとまた100km/hに

そして後ろも前も直線な道に 

写真を撮るためにグローブを脱いで走っていたら虫が袖から入りちょびっと刺したようです。かゆくはないけども日本の東北をツーリングしたときに顔が腫れた経験があるので怖い。素手に虫が当たってつぶれてもきます。あきらめてグローブをはめます。

虫は彼らが仕向けたようです。 

直線と直線の間には高速コーナー。 

テアナウ湖に到着。 

そのままミルフォードサウンドへ。

徐々に深い森に入って行きます。 

自分のまわりに雪が現れてきました。

いつの間にか相当標高が上がっています。

これが山を越えるトンネルの入り口。
周りは雪と言うか氷。
こんな高いところ走ると思ってなかったよ!
装備が足りなかったら知らないうちに死んでしまうよ。
このトンネル、15分置きに交互通行。
まわりではバスや車で来た人たちが歩いて氷を登っています。

まわりを気にしていたら15分交代の信号逃してしまいました!
30分もここで立ち往生!
本当に死んでしまう。
ダウンジャケットをインナーとして着ているのですが、これが無ければ死んでいたのではないかと思えるほど寒い。

やっとトンネルを抜けると深い深いフィヨルドの世界へ。

遊覧船などありますが、駐車場から眺めて帰ります。

戻りの道のりで紫の花に覆われた最高の風景発見!

このミルフォードサウンドへの道、あまりに気持ちいいんで写真を撮っていないのですが、最高のワインディングがず~っと続きます。
その途中途中に無料キャンプスペースがあって、ところどころにキャンピングカーが止まっています。
こんな場所に住めたら最高じゃ~、という場所です。

しかし、テアナウに戻ったころには雲行きが怪しくなります。
噂の「低気圧」が姿を現し始めます。

これ以上進んでも雨。
ここで宿を探そうっと、町の入り口でもうバックパッカー発見。

バックパッカー宿は、破格な料金と沢山人のいる面白さでもう病み付きです。
おしゃべりなボブおじさんと、小声で話すマキシン奥さんがオーナーです。
ですが、もう満員とのこと・・・(涙
「お願いです。どこでもいいので寝かせてください。この先は雨、逃げ場がないのです。」
するとボブさん

「そうかエマージェンシーだなぁ。じゃガレージはどうじゃ」

自分 「ありがとうございますー!」
ボブさん 「寒いし、バスルームは人が来てうるさいから20ドルでいいよ」
自分 「ありがとうございますー!!」

ボブ 「エマージャンシービードの出番じゃな」
自分 「ビード?」
ボブ 「ベッドじゃよ」
ニュージーランドなまりでベッドがビードと聞こえる・・・
折りたたみベッドと厚めの布団、枕を出してくれました。

ボブ 「こっちにはわしのバイクがある」 

わーい。同じバイク好きだぁ!

ボブ 「車をレストアするのが好きでのぉ」

ランドクルーザー 1台
ロードスター 2台
ジャガー 1台

ボブ 「このジャガーはこないだエンジンをレストアしたばかりじゃよ」

直列6気筒のジャガー。

別棟を建てる前はこの建物も宿だったので、ガレージなのにバスルームがある。

部屋に泊まるよりこっちがいいですよ~!
やっほー!

部屋で荷物を下ろしているとマキシンさんがやってきて
「夕食は食べたの?」
「いいや。食べてないですけど、どうにかなりますよ。」
「これ食べて。ボブには内緒よ」
とスパゲッティーの缶詰をくれました。
なんという優しさでしょう(涙

自分がまるで小説の登場人物みたいだぁ~(T-T)
ありがとうございます~